正月飾りはいつからいつまで飾る?飾り方と処分の方法

正月飾り

正月飾りは新年に年神様をお迎えするために行う大切な準備です。

正月飾りをする時期や飾りつけをしてはいけない日、飾り付けを外す日などいろんな決まり事があるのですね。

ではあらためて

  • 正月飾りはいつからいつまで飾ればいい?
  • 正月飾りの飾り方
  • 正月飾りの処分の仕方

についてみていきましょう。

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正月飾りはいつからいつまで飾ればいい?

お正月飾りを飾る時期

正月飾りは12月13日から30日までの間に飾ると良いとされていますが、現代では12月24日~25日にクリスマスという日本全国が盛り上がる一大イベントがあります。

ですので実質的には26日以降から飾り始める場合が多くなっています。

ただし、飾ってはいけない日がありますので注意が必要です。

正月飾りをしてはいけない日

  • 29日・・・「二重苦」に通じて縁起が悪い。
  • 31日・・・「一夜飾り」といって新年にお迎えする年神様に対して礼を欠く行為として大晦日に飾るのは避けられています。

また、お正月飾りは年神様をお迎えするためのものですので、その意味を考えると1年の汚れを落として家全体を「清めて」から、きれいになった玄関や室内に飾るのが好ましいでしょう。

お正月飾りは29日と30日を避けて掃除をしてから飾りつけをしましょう。

お正月飾りを外す時期

お正月飾りを外す時期は地域によって違いがあります。

お正月飾りは神様がいらっしゃるといわれる松の内の間は飾っておきます。

ですので、松の内が明ける1月7日に「門松」「しめ縄」を外し、「鏡餅」に関しては1月11日の鏡開きの日に床の間から下げます。

関西地方では松の内を1月15日とする場合が多いので、1月15日に「門松」「しめ縄」を外し、その日に鏡開きをする地域や1月20日に鏡開きをする地域などがありますので地域のしきたりに従って外しましょう。

また、破魔弓と羽子板に関しては特に外す時期はないので、詳しくは次の章をご覧ください。

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正月飾りの飾り方

鏡餅

「床の間」「居間」に飾ります。

神様が正月の期間中に宿るとされている鏡餅は「床の間」に飾るのが理想的ですが、床の間がない家では家族が生活する「居間」に飾るようにします。

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しめ縄

しめ縄は神様をお迎えするのに相応しい清浄な場所ということを示すために飾ります。

ですので、玄関のドアに飾ります。

門松

神様が降りてくるための目印になる依り代です。

門前や玄関に雌雄一対の門松を飾ります。

雄松と雌松の飾り方(置き方)ですが、向かって左側に「雄松」、右側に「雌松」を飾ります。

破魔弓

破魔弓

破魔弓は男の子のいる家庭で初正月に飾る厄除けで無病息災を祈るお守りです。

正式な飾り方は「凶方向」や「逢魔の方向」に先を向けて床の間に置きます。

床の間がない家庭では男の子の寝室に飾ると厄除け、魔除けにもなって良いです。

12月中旬から飾りますが、片づける時期に特に決まりはなく1年中飾っても問題ありません。

羽子板

羽子板

羽子板は女の子のいる家で初正月に飾る厄をよけ無病息災を祈るお守りです。

基本は床の間に飾りますが床の間のない家は子供の寝室に飾ると厄除け、魔除けになり良いです。

12月中旬ごろからかざり、片づける時期は特に決まりはなくお雛様と一緒に飾ったり、通年飾ったりします。

正月飾りの処分の仕方

どんと焼き正月飾りは近所の神社に決められた期間内に持っていきます。

全国の多くの神社では小正月の1月15日に「とんど焼き」「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる火祭りが行われ、正月飾りを集めて焼きます。

この火で焼いた餅を食べると1年間健康に過ごせ「無病息災」のご利益があるといわれています。

また、書初めを持っていき焼いてもらうと書道の腕が上達するといわれています。

近くでどんと焼きをしていない場合は神社の「札納書」(古いお守りやお札を納める場所)に納めるようにしましょう。

正月飾りはお正月の間、神様が宿る神聖なものです。

飾りを外して神社で焼いてもらうまでの期間もゴミ袋などに入れて粗末にせず、紙に包んで大切に保管しましょう。

まとめ

お正月飾りは年神様をお迎えするためのお飾りですので飾る時も外す時も粗末にすることなく大切に扱いましょう。

飾る時は家全体をきれいに清めて(掃除して)から、処分する時は神社で「どんと焼き」や「札納書」にお納めしましょう。

また、外す日(松の内)は地域によって少しずつ差がありますので、地域のしきたりに従って外しましょう。

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