梅雨の時期になると洗濯物を部屋干し(室内干し)することが多くなります。
部屋干しは洗濯物が乾きにくいので、より狭い空間の浴室での「風呂干し」の方が効果的に乾かすことができます。
でも、悲しいかな我が家の風呂には「浴室暖房乾燥機」が付いていないんです。
「浴室暖房乾燥機」を設置するには10万円近くかかるので代替品として「衣類乾燥除湿機」を購入しました。(2万円ほどで済みました!)
- 風呂干しのための「衣類乾燥除湿機」の選び方
- 「衣類乾燥除湿機」を使った風呂干しの方法
- 風呂干しのデメリット、メリットについて
以上をご紹介します。
風呂干しの除湿機を購入!選び方のポイントは?
「梅雨の時期の風呂干し」のために除湿機を購入しました。
除湿機もピンからキリまであるので、選ぶのに迷いもありましたが使い道を考えるとある程度機種は絞り込まれてきます。
除湿機の除湿方法による違い
除湿機の除湿方法は大きく分けて「コンプレッサー方式」と「デシカント方式」があります。
2つの方式の特徴の違い「長所」「短所」は次のようなものがあります。
- コンプレッサー方式
長所・・・梅雨時期など高温多湿の季節の除湿能力が高い。消費電力が少ない。
短所・・・低温時は除湿能力が落ちる。コンプレッサー内蔵の分だけ本体サイズが大きく重い。コンプレッサーの音(騒音)が大きい。
- デシカント方式
長所・・・低温時も除湿能力が落ちない。コンプレッサー方式と比較して軽量、コンパクト。
短所・・・消費電力が大きい。運転時の室温の温度上昇が大きい。
この2つの方式の長所と短所を見比べた時、使う目的が「梅雨時期の風呂干し」のためなので「コンプレッサー方式」の方が今回の目的に一致しています。
最近は2つの方式の長所をもつ「ハイブリッド方式」の除湿機も人気ですが我が家の目的としては冬場の使用は考えていないので選択肢はやっぱり「コンプレッサー方式」一択でした。
それに該当する選択肢としては
- コロナ CD-S6318(2017年製)CD-S6318(2018年製)
- 三菱電機 MJ-120MX(2017年製) MJ-M120NX(2018年製)
- シャープ CV-G71(2017年製)CV-H71(2018年製)
- アイリスオーヤマ DCE-120(2017年製)
この4つのメーカーがありました。
選択基準は
- コンプレッサー方式
- 風呂場で使用なので除湿能力(対応の部屋の広さ)は最小でOK
- コストパフォーマンス
こんな感じで選んだ結果、コロナ衣類乾燥除湿機「CD-S6317」という品番の商品を購入しました。
肝心の除湿機能ですが正直「すぐ乾く!」というほどのパワーは感じられません。
でも、風呂場の狭い空間で使うだけなので大体5時間ぐらい回せば乾いています。
普通の部屋干しの場合は朝に干して夕方まで湿っていることもあるのでそのことを思えばかなりマシです。
それから、風呂場での使用なので少々の騒音は気にしていなかったのですが、元々この機種は「低騒音設計」も売りにしているので運転時の音も思ったよりも静かでした。
2021年現在では下記の商品が近い性能です。
風呂干しの方法は?除湿機を浴室で使うのは危険がいっぱい?
風呂干しでより効率よく乾かすための方法をご紹介します。
風呂場のサイズは「150㎝×180㎝×250㎝」の2畳足らずの浴室です。
狭い空間なのでちょっとした工夫でより短時間で乾かすことができるので試してみてください。
また、除湿機も電気を使った家電製品ですので使い方を間違えば危険がついて回ります。
洗濯物の間隔を開けて干す
あまり洗濯物同士の間隔を詰めると乾きにくくなってしまうので一定のスペースを開けると乾きやすくなります。
最初は写真のラックを3つ無理やり並べていましたが、全く乾かなかったので2つに減らしたところカラッと乾くようになりました。
換気扇を回す
換気扇を回して空気を循環させる方が早く乾きます。
排出口からでる風を洗濯物に直接当たるように干す
排出口から温かい風が出ますが、できるだけ洗濯物に当たるように配置します。
写真はスペース的に限界がありますので「できるだけ」そんなつもりで配置しています。
除湿機を壁や洗濯物から20㎝以上離し危険を回避
これは説明書に書かれていましたが、安全の為に除湿機の周辺は20㎝以上開けておいたほうが良いようです。
吹出口や吸込口がふさがってしまうと、除湿機の故障や発熱の恐れがあるので壁や洗濯物から20㎝以上離すように配置します。
危険の種は最初から摘み取っておきましょう。
風呂場の水分を取り除いてから使う
浴室内に残った水分は前もってふき取っておくと乾きやすくなります。
丁寧にふき取る必要はなく、サッとでOKでこれだけで乾燥時間を大幅に短縮できます。
水気に注意して除湿機を使うことで浴室内の危険を回避
これも安全の為に必要なことです。
風呂場に水分が残っていると乾きにくいだけでなく漏電や感電の危険もあるので、天井からの水滴が落ちてきて除湿機にかからないように注意しましょう。
風呂干しのデメリットとメリットは?
除湿機で風呂干しを試す前はリビングなどの部屋干しに比べて、何かしらデメリットもあるだろうと思っていました。
でも、どう考えても部屋干しより風呂干しの方が理にかなっていて今のところは風呂干しのデメリットは感じられません。
では、風呂干しのメリットはたくさんあるので順番に紹介していきます。
リビングの景観を損なわない
リビングに洗濯物をたくさん干していると、なんとなく落ち着きません。
移動するにも洗濯物の間を縫うように動かなくてはならないので居心地はよくありません。
風呂場に干す場合は入浴する夜間にはカラッと乾いているので邪魔になりません。
風呂場もカラッとしてカビができにくくなる
「浴室暖房乾燥機」がない風呂場はどうしても目地のところ等にカビが発生します。
でも、除湿機で風呂干しをしたら浴室の床や天井がカラッと乾燥してカビの発生も抑えられます。
ホコリが付きにくい
リビングだと人が移動するので目に見えない埃が洗濯物に付いてしまいます。
室内犬など飼っている場合は犬の毛も洗濯物に付くこともあり得ますが、風呂場ではその心配もありません。
乾燥時間が短くて洗濯物の臭いが気にならなくなる
部屋干しや生乾きの洗濯物が臭くなる原因は雑菌の繁殖によるものです。
なぜ、雑菌が繁殖するかというと、生乾きになっている時間が長いから・・・。
洗濯物は素早く乾燥させるほど、生乾きの臭いを抑えることができます。
風呂干しは空間が狭くて早く乾燥させることができるので臭いもかなり改善できます。
電気代が安く済む
6畳の和室と2畳の風呂場で除湿機を使う場合の電気代はどちらが安く済むか、答えは明白ですね。
2畳の風呂場で除湿機を使う方が電気代もかからず経済的です。
そもそも風呂場の床や壁は普通の部屋と違って、湿気をとりやすい材質でできているので空間そのものが乾きやすくできています。
室温の上昇が気にならない
今回購入した除湿機は「コンプレッサー方式」で室温は上がりにくいのですが、それでも夏場は多少なりとも温度上昇が気になります。
でも風呂場なので温度上昇も関係ないので何の問題もありません。
振動や音が気にならない
これも生活空間のリビングなら気になりますが、風呂場なら気になりません。
まとめ
実際に使ってみて部屋干しよりも風呂干しの方が合理的な面がたくさんあります。
「浴室暖房乾燥機」がない浴室でも「衣類乾燥除湿機」だけで充分対応できるので梅雨の時期も何とか乗り越えられそうです。
除湿機を使った風呂干しでも臭いが取れない場合は以下の方法も試してみてください。
>>>検証!洗濯物の生乾きの臭いを消す方法は簡単だった!
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どちらの方法も手間はかかりますが本当に嫌な臭いが消えますよ。
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