日本の食卓でおなじみの海苔。
お中元やお歳暮で戴くこともあると思いますが、もらったことをついつい忘れて賞味期限を切らしてしまった!
また、自分用にセールで安かったからまとめ買いをして賞味期限切れに・・・。
こんな経験、一度はあると思いますが簡単に捨てるのはもったいないですよね。
実際のところ賞味期限の切れた海苔でも何の問題もなく食べられるものもあります。
その見極め方について
- 食べても大丈夫なもの
- 食べないほうがいいもの
をご紹介いたします。
海苔の賞味期限切れは食べても大丈夫!
海苔は賞味期限切れの物でも食べても大丈夫です。
焼き海苔、味付海苔にかかわらずです。
言い切ってしまいましたが、海苔に限らず賞味期限表示の食品は期限切れになったからと言ってすぐに食べれなくなるわけではありません。
あくまでも「賞味期限=美味しく食べられる期限」なのです。
仮に賞味期限切れでも乾燥剤が効いていてパリパリしているなら食べても大丈夫です。
乾燥した状態の海苔は細菌や微生物が繁殖できない環境になっているので食べても食中毒を起こしたり、衛生上問題になることはありません。
でも、乾燥してても海苔が原因の集団食中毒事件があったはず・・・。
と心配する声もありますが、あの食中毒事件は特定の製造者の衛生管理に問題があったから起こった事件で賞味期限切れの海苔が腐ったり変質したために食中毒になったわけではありません。
工場出荷時点で既にノロウイルスが付着していたために起こった事件で食中毒とは無縁と思われていた海苔が原因だったので話題になりましたね。
海苔の賞味期限切れはいつまでなら安全?半年?1年?
では、賞味期限切れの海苔はいつまでなら食べても安全なのか?
いつまでという「期間」よりも食べても良いかどうかを判断するのに肝心なのは海苔の「状態」がどうなっているかです。
要するに味の劣化を気にしなければ基本的に「湿気るまで」食べられます。
市販の海苔の容器は「袋(透明)」「袋(アルミ)」「ペットボトル」「ガラス瓶」「スチール缶」など、ほとんどの商品はこのどれかに入って売られています。
この中で最強なのが未開封の「スチール缶」。
最も保存性が良く、賞味期限が切れても5年以上も平気な場合もあります。
缶入りの海苔は「缶詰」と同じなので究極の保存食で乾燥剤と脱酸素剤がセットで入っていたらさらに安心です。
反対に保存性が一番弱い容器が「袋(透明)」です。
透明袋の商品は賞味期限が切れて2~3カ月程度でも湿気ている場合があります。
それが未開封の状態でも湿ることがあるので油断できません。
海苔が湿った場合は衛生面からしても捨てたほうが安心です。
湿気た海苔は乾燥した海苔よりも菌やカビが繁殖しやすくなるのでもったいないけど食べずに処分しましょう。
海苔の賞味期限切れは開封済みでも大丈夫?
開封済みで賞味期限が切れた海苔でも湿気ていなければ衛生上食べても大丈夫です。
しかし、一つだけ注意したいことがあります。
それは開封してしまった場合は「虫がわいている」可能性があることです。
海苔にわく虫で家でよく見かける害虫にはシバンムシがいます。
シバンムシについてはこちらをご覧ください。↓
シバンムシは普通に台所などに生息しているタチの悪い害虫です。
ビニール袋ぐらいなら食い破って食品の容器に侵入してくるのでプラスチックやガラス瓶でしっかりと密封できる容器をおすすめします。
でも、1枚ものの大きな海苔がそのまま入る容器って意外と売ってないんですよね。
より詳しい海苔の保存容器についてはこちらをご覧ください。↓
このように密封容器できっちりと湿気と害虫を遮断して乾燥状態を維持すれば開封後で賞味期限が切れていても食べることはできます。
まとめ
海苔は賞味期限が切れていてもパリパリと乾燥していれば食べても大丈夫です。
それが1年、2年、3年過ぎていても・・・。
もっと言えば5年以上過ぎた海苔でも未開封で乾燥さえしていれば食べられます。
昔、おばあちゃんが元気だったころは
「乾物には賞味期限はない。目と舌で判断するもんや。虫がわいたら捨てるけどな・・・」
と言って平気で食べていました。
ただ、5年も賞味期限が切れた海苔の味は美味しくなくなっていますけどね・・・。
海苔の保存に抜群の防湿力はアルミ製海苔保存袋です。
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ありがとうございました