年賀状の宛名のフォントにおすすめは?毛筆書体は使えない?

年賀状の宛名のフォントでおすすめは?年賀状を受け取った時に真っ先に見るのは裏面のデザインではなく宛名面という方、多くないですか?

家族の誰宛に来たものかを最初に仕分けるために宛名を見ます。

最近はほとんどの年賀状が宛名面もきれいに印刷されたものですが使われているフォントによって印象がずいぶん違うことに気づかされます。

ここではフォントによってイメージや印象がガラッと変わることを実際にフォントを見ながらご紹介いたします。

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年賀状の宛名のフォントにおすすめは?

年賀状の宛名に使うフォントですが「どのフォントがおすすめ」というわけではなく送る相手によって適切か不適切かを考えて使うのが好ましいですね。

日本語のフォントで年賀状の宛名に使われるものは大きく分けて次の3つに分類できます。

  • 明朝体
  • ゴシック体
  • 筆書体(毛筆書体)

です。

それぞれのフォント特有の「印象やイメージ」がありますのでわかりやすくご説明いたします。

実際にいろんなフォントで「引山草太」という架空の人の名前を書いてみましたのでパッと見た印象を体感してみてください。

年賀状の宛名フォントの定番 明朝体

年賀状の宛名フォント 明朝体

「横の線が細く縦の線が太い」という特徴の明朝体です。

Windowsのパソコンに標準でインストールされているのでなじみがありますね。

年賀状の宛名用のフォントとしては定番です。

明朝体は「誠実さ」や「上品」「高級感」といったイメージがある字体なので会社関係のビジネス年賀状の宛名としておすすめです。

ある意味、一番無難で間違いのないフォントですね。

ただ、「ビジネス向き=事務的」な感じでやや固い印象もありますね。

カジュアルな年賀状の宛名フォント ゴシック体

年賀状の宛名フォント ゴシック体

 

「縦横の線が同じ太さ」のゴシック体です。

見た通り「力強い」「元気な」「親近感」「カジュアル」といったイメージの字体なので目上の方やビジネスの年賀状には不向きです。

ゴシック体はどちらかというと力強く「男性的」なイメージがありますが「丸ゴシック体」になると急に優しい女性的な印象になります。

 

年賀状の宛名フォント 丸ゴシック体

 

ゴシック体は視認性の良い読みやすい字体なので配達員の方に優しい字ですね。

親しい間柄の友人に出すには「ゴシック体」「丸ゴシック体」はおすすめです。

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年賀状の宛名フォントに毛筆体は適切か否か?

毛筆書体で宛名を書くと一気に品格が上がって、立派な年賀状になったような気がしますね。

毛筆書体とは明朝体やゴシック体のように規則的な書体ではなく味わい深いフォントですが文字の原型を崩し過ぎている書体もあるので宛名用の書体としては使いにくいまたは使えないフォントもあります。

ここでは代表的な毛筆書体の特徴を引き続き「引山草太」という架空の名前でご紹介します。

年賀状の宛名フォントに行書体は使える?

年賀状の宛名フォント 行書体

毛筆書体の中ではポピュラーな行書体は筆を滑らすように続け書きをする書体です。

漢字によっては「引」のようにつながって読みにくくなってしまう文字もあります。

「達筆でいい感じ」と思うか「読みにくい字だなぁ」と感じるかは好みの問題ですね。

また、宛名は正確に配達してもらうことも大切な目的なので読みやすいにこしたことはありませんね。

年賀状の宛名フォントに読みやすい 楷書体

 

年賀状の宛名フォント 楷書体

楷書体は行書体と違って一画ずつしっかり止めてメリハリのある字なので誰にとっても読みやすいフォントです。

目上の方やビジネス年賀状の宛名にも使えるのでおすすめの書体です。

年賀状の宛名フォントに読みやすい 教科書体

年賀状の宛名フォント 教科書体

教科書体は名前の通り教科書に用いるために作られた楷書体によく似たフォントです。

「草」の字を見るとよくわかりますが楷書体よりも忠実に漢字を正しく表しています。

年賀状の宛名には問題なく使えるフォントですが整い過ぎて硬い印象があるので、好みが分かれるところですね。

年賀状の宛名フォントに使えない 江戸文字勘亭流

年賀状の宛名フォント 江戸文字勘亭流

歌舞伎の看板でおなじみの迫力のある筆文字のフォント「江戸文字勘亭流」です。

このフォントは裏面のデザインに使うのには味わいがあっていいのですが、正確に住所を伝える宛名には使わないほうが良い書体です。

大きな文字なら何とか読めても、住所の小さな文字は判別が困難になるでしょうね。

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まとめ

年賀状の宛名に使うフォントは送る相手によって適切に選ぶことが大事ですね。

会社の得意先や上司にゴシック体の宛名で送るとカジュアルな印象になり受け取る人によっては良い印象を持たないかもしれません。

どうしていいか迷った時には宛名のフォントとして「万能で無難」な明朝体楷書体で書くのがおすすめです。

宛名はあくまでも相手の住所に確実に届けてもらうための情報ですので江戸文字勘亭流のようなデザイン性が強く読みにくいフォントは使わないようにしましょうね。

 

フォントの特徴まとめ

  • 明朝体・・・ビジネス年賀状の宛名におすすめ。若干、事務的な印象もあります。
  • ゴシック体・・・カジュアルな印象の書体なのでビジネスには不向き。親しい間柄の友人に送るにはおすすめ。
  • 毛筆書体・・・行書体は文字によっては読みにくい可能性もあります。読みやすさを重視するなら楷書体がおすすめ。

 

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