カップラーメンの賞味期限切れはいつまで大丈夫?蓋の膨張はOK?

カップラーメンの賞味期限切れ

キッチンの奥の方に保管していたカップラーメンの賞味期限がずいぶん前に切れていた!

どこの家庭でもあるあるですよね。

パッケージもキレイなままだし中身を見てもそれほど変な臭いもしないので捨てるのはもったいない・・・。

実は賞味期限はある程度の余裕をもって設定されているので「賞味期限切れ=食べられない」わけではありません。

では、カップラーメンの賞味期限切れをした場合いつまでなら食べることができるのでしょうか?

目安として2~3か月程度の賞味期限切れは適切な保管の場合は大丈夫です。

その根拠になる情報や賞味期限切れのカップラーメンを食べる判断の目安もお伝えします。

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カップラーメンの賞味期限切れは食べても良い?

カップラーメンの賞味期限切れはすぐに食べられなくなるわけではなく、食べても良いんです。

よく混同しがちなのが「賞味期限」と「消費期限」です。

  • 賞味期限=食品を美味しく食べられる期限
  • 消費期限=期限が過ぎたら食べないほうが良い期限

このような違いがあり、カップラーメンは「賞味期限表示」なので期限を過ぎてもすぐに食べられなくなることはありません。

ただし、賞味期限は「未開封状態で表示通り正しい保管がされていたもの」に対して美味しさを保証しているものですので開封状態のものは期限に関係なく早めに食べることがおすすめです。

では、正しい方法で保管されていた場合、

「賞味期限が切れてからいつまでなら食べても良いの?」

と子供などに聞かれることもあると思いますが、こればっかりは「経験」に頼るところが大きいのが実際のところですよね。

普段食べているカップラーメンと「何かが違う」と思ったら食べないほうが安心です。

でも、経験だけに頼るのもわかりにくいので『賞味期限切れのカップラーメンはいつまで大丈夫か?』の目安になる期限があるのでご紹介いたしますね。

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カップラーメンの賞味期限切れはいつまで大丈夫?

カップラーメンの賞味期限はメーカーによって若干の誤差はありますが

  • 袋麺で製造から8か月
  • カップ麺で製造から6ヶ月

の賞味期限が設定されています。

元々は2014年3月までは「袋麺で6ヶ月」「カップ麺で5カ月」の賞味期限設定でしたが、食品ロスの軽減に取り組んで保存試験データをもとに1~2か月の延長が可能という結論に達しました。

このようにカップラーメンの賞味期限は適当に設定されているものではなく保存試験のデータに基づいて決定されているのです。

その保存試験というのは下記の「一般社団法人 日本即席食品工業協会」のホームページにある「即席めんの期限表示設定のためのガイドライン」の5と6を見れば賞味期限の根拠がわかります。

5.保存試験の結果
保存試験の結果、構成試料に明確な変化があった場合にあってはその時点までの期間を、袋入りのものにあっては10ケ月、カップ入りのものにあっては8ケ月で検査を打ち切った場合はその時点までの期間を「保存試験の結果得られた賞味期間」とする。

6.表示すべき賞味期限の設定
各社の商品の特性及び流通事情等を考慮し、5の「保存試験の結果得られた賞味期間」に対し0.8以上1未満の安全係数をかけて得られた期間を表示すべき賞味期限とする。なお、協会は安全係数として0.8を使用することを推奨する。

一般社団法人 日本即席食品工業協会より抜粋

要約すると

  1. 「袋麺は10ケ月、カップ麺は8ヶ月」の期間品質に劣化がないという保存試験結果が得られた。
  2. 保存試験結果に「安全係数0.8」をかけて「袋麺は8ケ月、カップ麺は6ヶ月」の賞味期限を設定した。

ということになります。

つまり、「袋麺は10ケ月、カップ麺は8ヶ月」はメーカーの保存試験で劣化がない期間ということになるので、賞味期限切れから2~3ヶ月は大丈夫と推測できます。

もちろんメーカーの味の保証は賞味期限内に限るので多少の風味の劣化はあるかもしれません。

また、明らかに賞味期限切れのカップラーメンで

  • 色や見た目が変
  • 匂いが変
  • カビが生えている
  • 容器の蓋が開いている

などの条件の物は食べないようにしましょう。

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カップラーメンの賞味期限切れの容器が膨張していたら?

容器が膨張している理由は製造した時期の気温と現在の気温の「温度差」によるものです。

特に気温が低い時期に製造された商品は暖房の効いた部屋など暖かい場所では容器内の空気が温められて膨張して蓋を押し上げることがあります。

原因は「温度差による空気の膨張」ですので品質には問題ありません。

ただし、以上のことは賞味期限内のカップラーメンについて言えることですので、賞味期限が切れたカップラーメンについては「経験」で味や見た目にに変化がないかを判断してから食べるようにしましょう。

先に述べましたように賞味期限切れの2~3ヶ月なら大丈夫と予想できます。

しかし、賞味期限が切れて1年、2年と期間が長くなると内封されている具材からガスが発生して容器が膨らんでいるのかもしれません。

その場合は安易に食べないようにした方が無難です。

まとめ

食品の賞味期限表示が義務付けられる平成7年以前は「目と舌で判断」していた時代もありました。

カップラーメンの賞味期限切れは、メーカーの賞味期限の設定方法から予想すると2~3ヶ月過ぎたものまでは食べられる目安ということにしておけば無難ですね。

ただし、メーカーの味の保証はあくまでも賞味期限内なので賞味期限切れのカップラーメンについては個人の判断で食べるようにしましょう。

最後は「経験」と「目と舌」ですね。

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