蚊の季節にはどこの家庭でもお世話になる虫よけや殺虫剤ですが人体への影響が気になったことはありませんか?
虫を寄せつけなかったり駆除するぐらいなので少なからず人間やペットにも害があるはず・・・。
と考えてしまいますが、基本的にアースノーマットの有効成分は人間に深刻なダメージを与えるような害はありません。
今回はアース製薬の「アースノーマット」の人体やペットへの影響についてご案内します。
アースノーマットは人体に害がない理由とは?
蚊の季節にお世話になっているアース製薬の「アースノーマット」。
1984年発売のロングセラー商品で当時は蚊取り線香に代わる画期的な商品でした。
商品は大きく分けて2種類。
「プラグ式」と呼ばれるスイッチONで効果が出る設置型。
アースノーマットといえばこの置いておくタイプのイメージが強いですね。
もう一つは「スプレー式」で蚊が出たな、と思った時にワンプッシュで飛んでいる蚊を駆除できる気軽なタイプです。
どちらにしても蚊を駆除する殺虫剤に分類される商品ですので気になるのが人体への「害」ですね。
アースノーマットの薬剤に使用されている有効成分は「ピレスロイド系」の
- メトフルトリン(プラグ式に使用されている)
- トランスフルトリン(スプレー式に使用されている)
という2種類の成分があります。
「ピレスロイド系」の薬剤は色々なメーカーの殺虫剤に広く使われていて人体に対する安全性が確認されています。
開発した住友化学株式会社の資料に詳しく書かれています。
>>>新規ピレスロイド系殺虫剤メトフルトリンの開発
要するに
仮に鳥類、哺乳類の体内に入っても糞尿、呼気などから体外に排出されるので害はないということが確認されています、ということ。
以上の事から通常の使用で人体に害はなく安全な商品ですので安心して使っても大丈夫ですよ。
タイトル写真の「おすだけノーマット プロプレミアム」はこちらから購入できます。
余談ですが、アース製薬のライバル会社のキンチョーからも
- キンチョウリキッド
- 蚊がいなくなるスプレー
といった同じ効果のある商品が出ていますが、こちら同じくピレスロイド系殺虫剤なので人体に害はありません。
詳しくはこちらに書いています。
アースノーマットは害がないのは赤ちゃんでも同じ?
アースノーマットは通常の使用方法さえ守っていれば人体に害はないということは確認できました。
赤ちゃんに対しても害はなく安全です。
その根拠になるメーカーのQ&Aを抜粋させていただきました。
アースノーマットシリーズに関するよくあるご質問
Q.妊婦や乳幼児がいる部屋で使っても大丈夫?
A.ご使用いただけます。
ただし、妊婦・乳幼児に限らず、閉めきった部屋や狭い部屋で使用する場合は、ときどき換気をしてください。おすだけノーマット スプレータイプに関するよくあるご質問
Q.妊婦や乳幼児がいる部屋で使っても大丈夫?
A.ご使用いただけます。
ただし、薬剤を直接吸い込まないように、噴射の際は噴射する人以外の入室を避けてください。
- プラグ式は定期的な換気をする
- スプレー式は噴射してからしばらく時間をおいて赤ちゃんを部屋に入れる
これを守れば安心ですね。
また、「アースノーマット」のシリーズ商品は人体に直接ぬる虫よけではありません。
肌に着いた場合は石鹼水でよく洗い流すように説明書にも書かれていますので特に未熟な赤ちゃんが近くにいる時は気を付けて使うようにしましょう。
アースノーマットのペットへの害は?ペット用の違いについて
アースノーマットはペットがいる部屋での使用はどうなのでしょうか?
ペットの種類によって死んでしまう可能性もあるので注意してください。
- 哺乳類、鳥類・・・害はなく使える。
- 爬虫類、両生類、魚類、昆虫・・・害があり影響が出る可能性があるので使えない。
哺乳類と鳥類は吸い込んでも体外に排出できるので問題ありません。
問題はそれ以外のペットです。
最近は亀やトカゲなどの爬虫類やイモリやカエルなどの両生類をペットに飼う人も増えています。
定番の金魚や熱帯魚、カブトムシにクワガタ、鈴虫などがいる部屋では使わないようにしましょう。
アースノーマットペット用の違いって?
アースノーマットには「ペット用」という商品もあります。
違いを確認してみると
人間用は厚生労働省、ペット用は農林水産省の承認を受けた商品で承認を受ける管轄の違いです。
また、ペット用はペットのイタズラに対応するために
- 倒れにくい形状
- コードにカバーが付いている
- 強化素材
などの工夫がなされています。
まとめ
アースノーマットの成分「ピレスロイド系」の薬剤は人体に害がない事は報告されていますので安心です。
- アースノーマットの成分は哺乳類や鳥類は吸い込んでも体外に排出するので害はなく安全。
- 赤ちゃんにも安全ですが部屋の換気を定期的にすること。
- スプレータイプは噴出してしばらくしてから赤ちゃんを部屋に入れるようにする。
- 犬や猫、ハムスターや鳥のペットがいる部屋では使っても大丈夫。
- 爬虫類、両生類、魚類、昆虫のペットがいる部屋では使ってはダメ。
以上のようになりますので通常の使用であれば害はなく安心して使えますね。
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