海苔といえばパリッとした食感が命ですよね。
そのパリッとした食感を一瞬で奪ってしまう湿気は海苔の大敵です。
しかも、一度湿気た海苔はたとえ火であぶって乾燥させても元の風味には戻らないのでまずは湿気させない事が一番大切なことです。
今回は海苔の保存方法をテーマに
- 海苔を保存するのに最適の容器
- 海苔を保存する場所
この2つについて私の経験でベストな保存容器と保存場所をお伝えします!
私は無類の海苔好きです。
海苔を美味しく保存できる容器と場所を探し求めて独自にたどり着いたオリジナルのノウハウです!
海苔って高級品なので最適の条件で保存して最後まで美味しくいただきましょうね。
湿らせたらもったいないですよね。
海苔の上手な保存に乾燥剤は必須アイテム!
なかなか扱いが難しい海苔ですが、正しく適切な条件で保存すれば長期間保存できますのでその方法をご案内します。
海苔の保存には乾燥剤が必要!
まず、海苔の保存には容器の良し悪し以前の話として「乾燥剤」が必要です。
乾燥剤にも大きく分けて
- 石灰系乾燥剤
- シリカゲル
この2種類があります。
このうち海苔の保存には「石灰系乾燥剤」の方が吸湿性が高いので海苔の保存には「シリカゲル」ではなく「石灰系乾燥剤」を使いましょう。
乾燥剤についてはこちらもご参考に
さて、乾燥剤を確認したら次は保存容器です。
どんな容器が海苔の保存におすすめかご案内します!
海苔の保存容器に最適なものは?
海苔を湿気から守るのには乾燥剤の次にどんな容器で保存するかが大事になります。
容器のタイプごとの特徴をご紹介します。
チャック付きアルミ袋
一番場所をとらずに機能的なのが「チャック付きアルミ袋」です。
開封部分にチャック(ジッパー)が付いた袋で「アルミ袋」が保存には最適です。
透明の袋でも保存はできますが、
「より長期間」
湿気から守ろうとすれば「アルミ袋」の方が好ましいです。
チャック付き袋での保存の場合、きっちりとチャック部分を密封しないと意味がありません。
「パチッパチッ」とチャック部分の音を鳴らしてしっかり密封してくださいね。
全形海苔がまるごと入る海苔専用の保存袋は1枚当たり100円ちょっとなのでコストパフォーマンスもいいですね↓
海苔専用容器のゴムパッキン付きのタッパー
ゴムパッキン付きのタッパーも保存に向いています。
でも、ここで悩むのが大きな全型海苔(21㎝×19㎝)をそのまま保存できるタッパーってなかなか売ってないんですよね。
でも、海苔専用の大きめの容器があるのでこのゴムパッキン付きのタッパーなら「専用ののりケース」がおすすめです。
ただし、このタイプの保存容器の場合、長期間使っているとゴムパッキンが緩んできて防湿性がなくなってきます。
その場合は買い替え時と割り切って使ってくださいね。
海苔の保存にガラス瓶
意外と防湿効果が高いのが「ガラス瓶」です。
昔は海苔と言えばガラス瓶に入っていたのが定番だったように思いますが、最近は瓶入りの海苔ってほとんど見かけなくなりましたね。
でも、あのガラス瓶はどの海苔屋さんでも使っていたということは海苔を保存するには理にかなっていたんでしょうね。
海苔のガラス瓶は
- 場所をとる
- すぐに割れてしまう
これがネックで今は使っていませんが、私の家では昔は海苔に限らず鰹節とか昆布などは海苔の空き瓶に入れていました。
もちろん海苔の保存もガラス瓶でした。
さすがに今は便利な容器が増えてきたのでガラス瓶は使っていませんが、保存性はかなりの優れものだったことを覚えています。
スチール缶は開封後の保存性は期待できない!?
海苔の進物をもらうと立派なスチール缶に入っていますね。
で、開封して美味しくただきプラスチックの中蓋をして保管・・・。
スチール缶なので安心♪と思いながら、次に食べようとしたら!なんと湿っていたんです。
そんなに湿るほど長期間放置したわけでもないのに・・・。
なぜ?と思いながらスチール缶を見ると、缶とプラスチックの中蓋って意外と隙間があって防湿性は無いな、と気が付いたんです。
あの中蓋がプラスチックではなくゴムなら防湿性(密封性)も、もう少し良いと思いますがプラスチックでは・・・ダメです。
したがって、開封後のスチール缶は防湿性が弱く海苔の保存には意外と向かないというのが私が感じた結論です。
海苔の保存場所は?常温か冷蔵庫か冷凍庫か?
保存容器の次は海苔の保存場所です。
メーカーの商品パッケージには「高温多湿を避け常温で保存」と書いているのでその通りで大丈夫なのですがこれは未開封での保存方法のことです。
では開封後はというと・・・
「高温多湿を避けきちんと密封したうえで常温で保存」
これでOKです。
また、保存は冷蔵庫か冷凍庫が良いという意見もありますが、この保存場所には気になる点が2つあります。
その気になる2つのこととは
- 冷蔵庫から取り出した時の外気温との差による水滴
- 乾燥しすぎて海苔がパサパサになる。
この2つに注意が必要です。
冷蔵庫から取り出した時の水滴に注意
冷蔵庫から取り出した直後は容器に外気温との差による水滴が付きます。
その「容器の水滴」については、外気温との差がなくなるまでしばらく待たなくてはダメなので食べたいときに食べれないのがせっかちな私には不向きでした。
冷えた状態の海苔は水分を含みやすくなっているので、冷蔵庫での保存は海苔の扱いが難しくなり、おすすめできません。
乾燥しすぎの海苔は美味しくない!
また、「海苔の乾燥しすぎ」もよくありません。
あまり知られていませんが美味しい海苔は本当にわずかながら(1~2%程度)水分が含まれています。
それが冷蔵庫で保存することによって「パッサパサ」になって美味しくなくなるのです。
何と言うか、上手に表現できませんがわずかな水分と一緒に旨味までなくなってしまうような・・・。
言ってみれば「ミイラのような海苔」になってしまいます。
ですので、私のおすすめは
きっちり乾燥剤を入れて密封した状態で常温で保存
これがベストだと思います。
まとめ
海苔の保存にベストの容器は「防湿性」と「使い勝手」の要素を条件とした場合
- チャック付きのアルミ袋
- ゴムパッキン付きのタッパー
- ガラス瓶
この順番がおすすめです。
「防湿性」だけを条件とするなら
- ガラス瓶
- チャック付きのアルミ袋
- ゴムパッキン付きのタッパー
意外とガラス瓶は優れものですよ。
ただし場所をとるし、割れやすいのであまり使ってませんが。
冷蔵庫や冷凍庫での保存も良いのですが
- 取り出した時の水滴
- 乾燥のし過ぎ
この2点が気になって、常温での保存が最終的に一番おすすめできると結論です。
以上、私の独断と偏見に満ちた海苔の保存方法と保存場所でした。
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