矢田寺のあじさいの見ごろや混雑状況や駐車場情報をリアルに行ってきた視点でそのままお伝えします。
また、あじさい弁当や臨時バス情報もご案内します。
まず、矢田寺は奈良県大和郡山市にある正式名「矢田山金剛山寺」という「あじさい寺」として有名なお寺です。
矢田寺のご本尊はお地蔵さまです。
様々な姿になって民衆を救済されるありがたいお地蔵様でにちなんで、様々な色に変化するあじさいを昭和40年ごろから植え始めたそうです。
約25000平方メートルの境内には約60種、1万株の紫陽花が所狭しと咲き乱れています。
矢田寺あじさいの見頃は?2つのエリア紹介
矢田寺のあじさいの見ごろは毎年6月初旬から7月上旬までの約1か月間「あじさい庭園」で色々な種類のあじさいを楽しむことができます。
矢田寺では境内の至る所にあじさいが植えられていますが、主な紫陽花観賞エリアは大きく分けて2つあります。
まず、境内の右手にある「あじさい見本園」。
あじさい見本園には約60種類の紫陽花がそれぞれ数株ずつ「花の名前を書いた札」と一緒に植えられているので何という名前の花かわかるように展示されています。
境内の左手には「あじさい庭園」がアップダウンの激しい敷地内に広がっています。
あじさい庭園では左回りで紫陽花が植えられた道を回って観賞します。
途中で小川が流れていたり、急な坂道や階段もありちょっとしたハイキングコースのような道です。
体力的に自身のない方ようにショートカット(近道)も用意されていますのでそこはご安心を・・・。
ゆっくり歩いて写真など撮影しながら約30分ほど歩くので矢田寺のあじさい庭園に行く際には「帽子」と「汗拭きタオル」は忘れないようにしてくださいね。
矢田寺あじさい庭園の混雑は?
あじさいの時期の矢田寺は1年の内で一番混雑します。
と言っても広大な敷地なのでストレスになるような混み方ではないので大丈夫です!
あじさい庭園でも来場者は自由に写真を撮ったり、観賞したりしています。
写真撮影の為に順番待ちをするようなこともないので快適にあじさいを鑑賞できますよ。
矢田寺あじさい庭園の駐車場情報
駐車場については結論から言うと、矢田寺の紫陽花シーズンの駐車場は大した混雑もなくすんなり駐車することができます。
駐車料金は終日500円です。
矢田寺へは長い坂道を登って行きますが坂の手前に大小合わせて5~6カ所の駐車場があります。
私が実際に行った日は
- 天気のいい土曜日で翌日の日曜日は雨の予報
という混雑しそうな日でしたが大した混雑もなく駐車できました。
停めた駐車場は矢田寺に一番近いメインの駐車場でしたが、写真のように列もなく中で5台ぐらいならんでいる程度で待った時間は10分足らずでした。
到着した時間は午後2:00ぐらいでしたが駐車場の人に聞いた話によると午前中の方がいつも空いているそうです。
矢田寺あじさい弁当 名物精進料理
矢田寺の3つの僧坊ではあじさいに因んだお弁当や御膳を用意しています。
矢田寺大門坊 精進料理のあじさい弁当
まず、入り口から一番近い場所(本堂から一番離れた場所)にある「矢田寺大門坊」では精進料理の「あじさい弁当/2000円」が用意されています。
大門坊のあじさい弁当はあじさい園開催時期のみ頂くことができます。
本格カレーの北僧坊 あじさい御膳も
本堂に向かって右側にある「北僧坊」では「あじさい御膳/3000円」と「季節野菜のカレー/1100円」をいただくことができます。
精進料理をいただく畳の部屋とカレーをいただくテーブルの部屋は分かれています。
3つの僧坊の中でカレーをいただくことができるのは北僧坊だけです。
季節野菜の素揚げもさることながら、フルーティーで甘みのあるルーは本格派です。
南僧坊のあじさい御膳
本堂に向かって左側にある「南僧坊」では「あじさい御膳/2000円」をいただくことができます。
古代米のご飯、にゅうめん、筍の煮物やごま豆腐などの精進料理です。
畳の間で他の客と一緒にいただき、食後にお菓子とお抹茶が付くコースです。
以上、3つの僧坊で精進料理のあじさい御膳や弁当をいただきことができます。
あじさい庭園を午前中に回ってあじさい御膳(弁当)を食べながら体を回復させる・・・。
そんなスケジュールも良いかもですね。
僧坊で食事をする機会も滅多にできない事なのでおすすめですよ。
矢田寺のあじさい時期の臨時バスについて
あじさい園の開園期間中は臨時バスが運行されています。
※開園の全期間ではないので詳細は下記に問い合わせてみてください。
奈良交通西大和営業所
電話:0745-73-1123
発着は
- 近鉄郡山駅(所要時間 約20分)
- JR法隆寺駅(所要時間 約23分)
この2カ所になります。
矢田寺のあじさいを写真で紹介
矢田寺のあじさいの写真を一部ご紹介いたします。
あじさい庭園に入ったすぐ右側にあった紫陽花です。
「味噌なめ地蔵」というお地蔵様です。
大和郡山の農家の女性で味噌が旨くできないと悩んでいたらお地蔵さんが現れて「味噌を舐めさせてくれたら美味しくしてやろう」と言ってきたのでお地蔵さんに味噌をお供えしたら本当に美味しくなった・・・。
という伝説があるそうです。
「あじさい見本園」の隣に鎮座されています。
紫陽花に囲まれています。
「佐橋の庄(サハシノショウ)」という紫陽花です。
新潟県の佐橋という場所で発見された地名がそのまま名前になったそうです。
「天城甘茶(アマギアマチャ)」というアジサイです。
静岡県伊豆に自生している品種で葉を乾燥させると甘みが出るそうです。
「ナデシコガク」装飾花のふちがギザギザしているのが特徴的です。
まとめ
矢田寺のあじさい庭園は混雑もなく駐車もすんなりできるので都会の混雑に比べると心が休まります。
しかし、矢田寺は山の上にありあじさい庭園もアップダウンの激しい地形をしているので体はそこそこ疲れます。
(でも70~80代のおじいちゃん、おばあちゃんも杖を突きながらゆっくり歩いていたので大丈夫ですよ。)
矢田寺に行く前には帽子やタオルの準備は忘れないでくださいね。
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