卵の殻が使える!
という噂は前々から聞いていましたが、具体的にどう再利用できるのかを詳しく調べてみました。
昔から植木鉢に卵の殻を並べている家がありましたが、特に気にとめることもなく、
何となく「捨てる場所がないので自然に土に返そうとしているのかな」ぐらいに思っていましたが、ちゃんと理由があったんですね。
卵の殻を台所で再利用
研磨剤としてフライパンや食器洗いに!ミキサー洗浄にも
卵の殻を細かく砕き、洗剤のついたスポンジに乗せて鍋やフライパンなどの焦げ落としに。
ただし、テフロン加工のフライパンや鍋は傷がつくとダメなので避けてください。
茶渋や水垢のついた食器や水筒などにも効果的です。
また、ミキサーに卵1個分の殻と水、洗剤を入れて1分~2分程度回すと、できれいに洗えます。
コーヒーの苦み取り
ゆで卵の殻を細かく砕いたものと一緒にコーヒーをドリップすると苦みが抑えられ味がマイルドになるそうです。
思っていたより苦い豆を買ってしまった時に試してみては?
揚げ油をきれいにする
揚げ油は使っていると色が黒くなっていきます。
軽くつぶした卵の殻を油に入れると油の中の炭粒子が卵の殻に吸着されて油がきれいになります。
卵の殻をガーデニングで再利用
卵の殻のプランター
生卵を割る時に、丁寧に割って中身を取り出し「殻の器」を作ります。
殻の器に「ハーブ」「サボテン」など1年中緑の植物を植えるとオシャレなインテリアに!
卵の殻に種を植えて発芽させ、ある程度の大きさに成長したら、そのまま大きめのプランターに植えるだけでOKなので手間が省けますね。
いろいろ工夫して飾ると面白いですね。
酸性の土を中和して園芸用の土を作る
卵の殻を細かく砕いて土の混ぜると土壌を改良してくれます。
土壌が酸性に傾くと酸性の水が殻に染み込み、殻は溶けてアルカリ成分が出て土壌を中和してくれます。
土壌が中和されると殻は溶けにくくなり、アルカリ性に傾きにくくなります。
卵の殻は自然に土壌の酸度のバランスをとってくれるのです。
卵の殻で害虫を寄せ付けない
砕いた卵の殻を植物の根元に置いておくと「ナメクジ」や「カタツムリ」「ネキリムシ」も寄せ付けないそうです。
割れた殻が虫にとっても痛いのか寄ってこないのだとか。
土壌を中和して、虫よけにもなるので一石二鳥ですね。
薬にもなる!?卵の殻で体を治す
傷口に貼ると早くきれいに治る
生卵の内側の薄皮を洗浄した傷口に貼るだけで早くきれいに治るそうです。
生卵の薄皮(卵殻膜)には
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- グルコサミン
- プロテオグリカン
以上のような肌の再生に欠かせない成分が含まれていて、これらの成分が肌の再生スピードを2倍~3倍にするそうです。
胃の痛みを和らげる
おばあちゃんの知恵袋的な民間療法ですが、卵の殻は胃の痛みを和らげてくれるそうです。
作り方はいたって簡単。
新鮮な卵の殻をすりつぶして粉末状にしたものを白湯に混ぜて飲むだけ。
卵の殻の成分である「炭酸カルシウム」が胃痛を和らげる作用があるそうです。
食べても害がないので安心して試せますよね。
まとめ
卵の殻は捨てるにはもったいないものだったのですね。
他にも色々と再利用法はあるようですが、卵の殻には「サルモネラ菌」や「カンピロパウダー菌」がついていることがあるそうです。
どちらも70度以上で死滅するみたいなので、「食べる再利用」の時には煮沸した方がよさそうですね。
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