寒い冬には冷え性、ダイエットなどに体を温める食べ物として真っ先にあげられるのが生姜(しょうが)ですね。
生姜湯やジンジャーティーなどポカポカと体が温まりますよね。
でも生姜も摂り方を間違えると温めるどころか体を冷やしてしまうこともあるので注意しなければなりません。
体を冷やしてしまうのは「生の生姜」です。
体を温めるには生姜を加熱、乾燥させたものを摂るのがポイントです。
では、どうして加熱、乾燥したものが体を温めるのでしょう?
それは体を温めるためには生姜に含まれる「ショウガオール」という成分が必要だからです。
今回は
- 体を温める「ショウガオール」の作り方
を、写真付きで分かりやすく簡単にご説明します。
ショウガオールたっぷりの乾燥生姜の作り方!
同じ生姜でも「生の生姜」と「加熱した生姜」では体を温める効果に大きな差があるのはご存知ですか?
その差には、生の生姜に含まれる「ジンゲロール」と生姜を過熱することによってできる「ショウガオール」の2つの成分に秘密があるんですよ。
ジンゲロールとショウガオールの違い
ジンゲロールは「体の表面」の温度を上げる効果があり、発汗を促して時間とともに皮膚を冷やして体温を奪う性質があります。
ですので発熱時の解熱に効果的と言われています。
対してショウガオールは体の内部から温めてくれるので寒い時に身体を芯から温めるにはショウガオールが有効です。
ショウガオールは加熱して作る
ショウガオールの作り方の一番のポイントですが
「80℃~100℃で加熱すること」
です。
この温度での加熱によってジンゲロールが変化してショウガロールが生成されます。
加熱調理のメニューならそのまま加熱すればいいのですが、アイスクリームやヨーグルトのトッピングやジンジャーエール等に使う場合はあらかじめ加熱しておく必要がありますよね。
そこで、加熱処理した乾燥生姜の作り方を写真付きでご説明しますので参考にしてください。
乾燥生姜の作り方
オーブンで作るのが乾燥までできるので簡単ですよ。
焦げないように気を付けてくださいね。
まず、生姜をきれいに洗いしっかりと水分をふき取ります。
1㎜程のスライスにします。
皮はそのままむかずに、栄養たっぷりですよ。
オーブンシートを天板に敷いて重ならないように並べます。
100℃に設定して1時間ほどじっくり焼いていきます。
このとき余熱の必要はありません。
時間はかかりますが待つだけなので手間はかかりませんよ。
1時間たったら、しっかり乾燥しているか様子を見ながら焦げないように気を付けて追加で焼いてください。
ここからは時間を微調整してくださいね。
出来上がったらオーブンから出して冷ましてください。
レンジで作る方法もあるようですが、火が出ることもあるようなのでオーブンが簡単でおすすめです。
密封できる袋や瓶に乾燥剤と一緒に入れて保存してくださいね。
粉末にしておいても良いですね。
乾燥生姜の使い方
ハチミツにつけておくと保存もできて生姜湯やジンジャーエール、ヨーグルトやアイスのトッピング、お料理にも使えて便利です。
また、刻んで醤油、酒、みりんなどにつけて、豚肉や鶏肉と焼けばショウガオールたっぷりの生姜焼きができますね。
紅茶葉と一緒に入れるとジンジャーティーが簡単に美味しくできますよ。
まとめ
生姜は身体を温めるというイメージがありましたが、生の生姜は逆の効果があるので注意が必要ですね。
冬の寒い日は加熱処理をした「ショウガオール」たっぷりの生姜で体の芯から温まってみましょう。
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