身内に不幸があって自分が喪中の場合は「喪中はがき(年賀欠礼状)」を12月初旬頃までに届くように差し出します。
そこで、少し迷ってしまうのが差出人の書き方・・・。
夫婦連名で書く場合の「故人との続柄」をどう書けばいいのか・・・
例えば主人のお父さんが亡くなった場合、妻の名前も連名で書いているので
父?義父?どっちの立場で書く?
また、
残された母の名前も差出人に連名で書くべき?
未成年の子供の名前は書かなくてもいいはず・・・
些細なことですが意外と迷ってしまうポイントですので
喪中はがきの差出人の書き方や続柄
についてわかりやすくご紹介いたします。
喪中はがきの続柄は夫婦連名の場合はどう書く?
喪中はがきを作る時に意外と迷ってしまうのが夫婦連名の場合の「故人との続柄」の書き方です。
夫婦連名の場合は
- 右に夫の氏名
- 左に妻の名(苗字は夫と同じなので省略します。)
の順番で書きます。
仮に「妻の実母」が亡くなったのなら
- 「義母」または「妻の母」
と書きます。
これは、喪中はがきの「故人の続柄」は差出人の右側に書いた人(世帯主、家の代表者)から見た続柄で書くからです。
また、妻の母と夫婦の姓が違う場合には「義母」または「妻の母」の後ろに姓名をフルネームで書きます。
ここからはわかりやすいように例文を交えて書き方をご紹介いたします。
例 ※名前は仮名です
- 夫の名前・・・山本 一郎
- 妻の名前・・・山本 花子
- 義父(妻の父)の名前・・・田中 文男
以下、例文です。
喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
義父 田中文男 が〇月 〇 日に〇〇歳で永眠いたしました(差出人と苗字が違うのでフルネームで書きます。)
本年中のご芳情を厚く御礼申し上げますと共に
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
平成〇〇年12月
〒000-0000
東京都中央区〇〇〇1-2-3
電話(03)0000-0000
山本 一郎
花子
妻の父のことを少し難しい言葉で「岳父(がくふ)」と言いますが一般的ではないので使わないほうが無難です。
ちなみに妻の母のことは「丈母(じょうぼ)」または「岳母(がくぼ) 」と言います。
喪中はがきの差出人に連名で母の名前も書く?
お父さんが亡くなって、年老いたお母さん1人では喪中はがきの手配も中々難しくてできない・・・。
いっそのこと夫婦とお母さん連名で差出人を作ってしまってもいいのだろうか?
これに関しては
- 夫婦が差出人の喪中はがき
- お母さんが差出人の喪中はがき
を別々に分けて作るのがスマートかもしれませんね。
喪中はがきは年賀状をやり取りしている相手に自分の誰(続柄)が亡くなったのかを伝える事も一つの目的です。
ですのでお母さんのお付き合いのある人にはお母さんの「夫」が無くなったことを伝える喪中はがきを送るのが自然です。
仮に夫婦とお母さんを連名でしてしまうと続柄がややこしくなるということもありますよね。
受け取った人が「誰が亡くなったんだろう?」と迷ってしまう恐れもあります。
お母さんが差出人の喪中はがきなら続柄の部分は「夫」と書けばいいのでわかりやすいです。
喪中はがきの差出人に子供の名前は書く?
では、同居の子供の名前は喪中はがきの差出人に書くのでしょうか?
喪中はがきは身内が亡くなって喪中なので新年の挨拶は控えることを伝えるためのものです。
一家全員の名前でそれを伝えるのも不自然な話ですよね。
ですので「喪中はがき(年賀欠礼状)」は大人同士のやり取りのため子供の名前は書かないのが一般的な常識です。
子供の成長や近況報告をするために家族連名で差し出す年賀状とは目的が違うんですね。
また、最近では祖父母が亡くなって喪中でも子供同士の年賀状のやり取りは行われるケースがあり、故人と面識がない人(孫の友だちなど)に亡くなったことを知らせる必要はないという考え方があるようです。
知らせて妙に気を使わせないということもあるのかもしれませんね。
また、子供が成人している場合は、子供本人の付き合いのある人に出す喪中はがきを子供の差出人で作るのが自然ですね。
まとめ
喪中はがきの差出人は連名で書くのは基本的に夫婦だけです。
たとえお母さんが同居していたとしてもお母さんが差出人の喪中はがきを別に作るのが自然ですね。
また、喪中はがきには子供の名前は書かないのが一般的です。
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