1年のうち春と秋に2回ある交通安全週間ですが、正式名は「全国交通安全運動」と言います。
自動車を運転するドライバーにとって、いつ取り締まりに引っかかるかドキドキする期間なので、この期間は必要以上に自動車を運転しないようにしています。^^;
全国交通安全運動が実施される日程は
- 春の全国交通安全運動:4月6日~15日の10日間
- 秋の全国交通安全運動:9月21日~30日の10日間
毎年日程は決まっていて、春と秋の2回実施されます。
全国交通安全運動 は今では当たり前のイベントになっていますが、この運動はいつから始まったのでしょうか?
自動車が普及した昭和中期以降かと思いがちですが意外と古くから実施されていました。
全国交通安全運動はいつ始まったのか?
全国交通安全運動というぐらいなので、自動車の普及とともに事故件数が増えてきて何とかしなければ・・・。
という経緯で始まったのかと思いきや、なんとこの運動の元々の始まりは昭和23年(1948年)までさかのぼります。
終戦からわずか3年後には全国交通安全運動の元になる活動が始まっていたんですね。
1962年(昭和37年)からは自動車の普及に伴い交通事故の急増をうけて政府の重要施策として本格的に実施されるようになったようです。
全国交通安全運動の期間は?いつからいつまで?
全国交通安全運動の期間は毎年同じ日程で実施されます。
- 春の全国交通安全運動:4月6日~15日の10日間
- 秋の全国交通安全運動:9月21日~30日の10日間
上記のように基本的には決まった10日間に実施されますが、
4年に1度の統一地方選挙の年は春の全国交通安全運動は5月11日~20日に変更されます。
全国交通安全運動期間中の取り締まりは厳しい?違反点数は増える?
期間中の取り締まりが強化されるということは
「反則金」「罰金」「減点」は通常期間よりも増えるのでしょうか?
これは交通安全運動期間中でも通常期間と全く同じです。
反則金や罰金などについては「道路交通法」で決められていることなので
「交通安全キャンペーン期間中は2倍!」
などということは無いんですね。
それでも実際に取り締まりは強化されていますよね。
スピード違反取り締まりのいわゆる「ネズミ捕り」や「シートベルト」「飲酒検問」など
ドライバーにとってはかなり緊張感をもって運転しなければならない期間となっています。
内閣府のホームページに重点的に取り締まりを行う項目、「全国重点」が掲載されていますので参考に下記に記載させていただきます。
- 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
- 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
- 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
- 飲酒運転の根絶
出典:内閣府 http://www.cao.go.jp/
最後に
全国交通安全運動の本来の目的は「交通事故の防止」は当然です。
でも「取り締まりのための取り締まり」のような
必要以上に強引な取り締まりや「検挙件数を上げるのが目的?」
と思ってしまうような無意味な取り締まりが物議をかもす場合がしばしばあるのは何とかならないものかと思ってしまいます。
ただ、取り締まりが事故防止や交通違反の「抑止力」になっているのは間違いないことだと思います。
実際、道路交通法の改正で飲酒に対して厳しくなったことなどが功を奏して
年々事故件数が減っていることは嬉しいことですよね。
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