彼岸花

毎年、お彼岸の時期になると、田んぼのあぜ道に真っ赤な彼岸花が咲いているのを目にします。

真っ赤な花をつけるのが必ずお彼岸の時期ということもあり、なんだか「あの世」や「死」を連想させるイメージがありますね。

また、彼岸花には別名や花言葉が複数あります。

こんなところも何か意味ありげでミステリアスですよね。

早速、別名や花言葉など彼岸花についてまとめてみました。

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彼岸花とは?

まず、彼岸花の基本情報を掲載いたします。

学名 : Lycoris radiate Herb

科・属名: ヒガンバナ科ヒガンバナ属

和名: 彼岸花(ヒガンバナ)

別名: 曼珠沙華(マンジュシャゲ)

英名: Red spider lily, Red magic lily, Hurricane lily

原産地: 中国

色: 赤、白、黄

開花時期: 9月~10月

誕生花: 9月20日、9月23日、11月15日

彼岸花の別名は?1,000以上あるって本当?

彼岸花にはたくさんの別名があるってご存知ですか?

一番メジャーなところでは「曼珠沙華」が有名ですね。
読み方は「マンジュシャゲ」または「マンジュシャカ」と読み サンスクリット語の「manjusaka」の音写(音をそのまま漢字にする事)ということです。

他にも多くの別名(異名)があって

  • 死人花(しびとばな)
  • 地獄花(じごくばな)
  • 幽霊花(ゆうれいばな)
  • 剃刀花(かみそりばな)
  • 歯欠婆(はっかけばばあ)
  • 狐花(きつねばな)
  • 捨子花(すてごばな)
  • 毒花(どくばな)
  • 痺れ花(しびればな)
  • 天蓋花(てんがいばな)
  • 狐の松明(きつねのたいまつ)
  • 狐花(きつねばな)
  • 葉見ず花見ず(はみずはなみず)
  • 雷花(かみなりばな)

と、どれも何となく不吉なイメージの名前ですね。

以上はほんの一例ですが、日本では別名は方言を含めて1,000以上の呼び方があるそうです。

 

彼岸花の花言葉は?赤・白・黄色で色別に違う?

彼岸花は緑色の茎に赤い放射状の花が咲いているイメージをお持ちの方が多いと思いますが、赤色以外に「白色」「黄色」の花もあります。

元々原種は中国原産の花で白、赤、黄、オレンジ、ピンクなどの色があるそうです。

 

さて、彼岸花には色別に下記のような花言葉があります。

彼岸花(赤色)の花言葉

  • 再会
  • 独立
  • 情熱
  • あきらめ
  • 悲しい思い出
  • 想うはあなた一人
  • また会う日を楽しみに

彼岸花(白色)の花言葉

  • また会う日を楽しみに
  • 想うはあなた一人

彼岸花(黄色)の花言葉

  • 追想
  • 深い思いやり
  • 悲しい思い出

以上のように花の色によって違う花言葉がある彼岸花ですが、どれもなんだか切なくて寂しい感じの花言葉が多いですね。

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そういえば山口百恵さんの歌で「曼殊沙華」というタイトルの歌がありましたね。

歌詞の深いところまでの意味が分かりませんが、解釈の仕方によっては花言葉の通り「あきらめ」や「想うはあなた一人」「悲しい思い出」など切なくて儚い恋を綴った歌だったように思います。

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彼岸花には毒がある?

アルカロイドという毒を鱗茎に多く含みます。
食べると吐き気や下痢を引き起こして中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあります。

彼岸花の名前の由来にはこれを食べると「彼岸(あの世)しかない」という説もあります。

 

彼岸花の迷信って?

ここまではあまり前向きなイメージがない彼岸花ですが迷信や言い伝えもたくさんあります。

彼岸花の迷信にはどんなものがあるのでしょう?

まとめてみました。

  • 彼岸花を家に持ち帰ると火事になる
  • 彼岸花を摘むと死人が出る
  • 彼岸花を摘むと手が腐る

と、やっぱり不吉な迷信ばかりでした・・・。

これにはそれぞれ理由があっるみたいなのでこれもまとめておきますね。

彼岸花の迷信その1 彼岸花を家に持ち帰ると火事になる

これは彼岸花の見た目に由来するようです。

真っ赤な花が放射状に咲いている様子が家事を連想させるのでこのような迷信ができたのだと言われています。

彼岸花の迷信その2 彼岸花を摘むと死人が出る

昔、日本では死者を葬る場合、土葬にするのが一般的でした。
そして、動物たちが死者を掘り返さないように毒のある彼岸花を周りに植えて動物たちから守ったことに由来するそうです。

知らずにお墓の周りの彼岸花を摘んでしまうと、動物たちからの防御の役割がなくなり掘り起こされてしまうので、彼岸花を安易に持って帰らないように戒めの意味が込められていたようです。

ちなみに田んぼの畦道に彼岸花が多いのも動物から農作物を守る意味が込められているようです。

彼岸花の迷信その3 彼岸花を摘むと手が腐る

これも彼岸花の毒に由来する迷信で、この毒から子供たちを守るために子を持つ親が彼岸花を触らせないように戒めの意味を込めて広まった言い伝えです。

彼岸花の鱗茎を食べてしまうと最悪の場合死に至ることもあるので子供たちを怖がらせて近づかないようにしたんですね。

最後に

彼岸花は名前の通りお彼岸の時期になると必ず咲いているので何かの意思を持って咲いているかのように不思議な気持ちで見ていました。

  • 切なくて、悲しい花言葉
  • 1,000の異名
  • 近づかせないための迷信

と、調べれば調べるほど私の中ではミステリアスな花であることに変わりはありませんでした。