外付けHDDが認識しない原因はコネクタの破損?HDDケースの交換手順

外付けハードディスク(HDD)が突然認識しなくなった・・・。

よくあることですが素人でも意外と簡単に修理できる症状があります。

単純な「接触不良」や「コネクタの破損」などの場合は市販のハードディスクケースを買ってきて交換するだけです。

私の外付けHDDが認識しなくなったのでハードディスクケース交換の手順を写真付きで説明していますので同じ症状の場合は参考にしてください。

外付けhddが認識しない原因は?

外付けハードディスクが突然何の前触れもなく認識しなくなることは意外とよくあることです。

特にポータブルタイプの持ち運びに便利なHDDは「ケーブルの抜き差し」「持ち運びによる振動」などによってトラブルの確率は高くなります。

ハードディスクが認識しない原因は大きく分けて

  • ハードディスク内の部品が壊れたりして認識しない「物理障害」
  • ファイルシステムが破損して認識しない「論理障害」

この2つがあります。

過去に私が経験したトラブルは

ハードディスクが「カラカラ」と音を立てて回り続ける症状。

この時はハードディスクの復旧業者に相談に行ったら「ハードディスクに傷が入っているので復旧は無理」と言われました。

このような「物理障害」は物理的に破損しているので復旧業者でも難しいです。

2回目は「パーティションが破損している」や「ファイルが破損している」などの「論理障害」でした。

この場合はフォーマットすることでハードディスクとしては復活しますが、内部のデータがすべてなくなるのでどうしても元に戻したい場合は修復業者に頼むことになります。

幸いバックアップを取っていたのでこの時は事なきを得ました。

そして、3回目の今回はパソコンと接続しても全く音がしない・・・。

この場合は自分で簡単に修理できるかもしれないので希望が持てます。

ハードディスクのコネクタが破損の可能性

パソコンと接続しても全く音がしないのは単純に接触が悪いだけの可能性があります。

ハードディスクのコネクタ(接続端子)の接触不良の可能性です。

この場合はコネクタを交換すれば元通りになりますので市販のハードディスクケースに中身のHDD本体を入れ替えることにしました。

その手順を紹介いたします。

ハードディスクケースの交換の手順

今回破損した外付けハードディスクはアイ・オー・データの「型番 HDPC-UT1.0S」です。

2012年頃の製品なのでよく頑張ってくれたと思います。

そして破損している可能性がある端子。

外見上は全く問題ないように見えますが、どうやら電気がきていないようでパソコンに接続しても反応しません。

あれこれ考えるより「ハードディスクケース」を買ってきて入れ替えるのが一番手っ取り早いです。

HDDコネクタ部分

ハードディスクのカバーの開け方は機種にもよりますがケースの上下の接続部分にマイナスドライバーをねじ込んで思い切って開けていきます。

どうせカバーは捨てるので少々の破損は気にせずに・・・。

ただし、あまり乱暴にして中身のHDD本体を「ねじったり」「たわませたり」しないように気を付けます。

ハードディスクの開け方

少しずつ丁寧にかつ大胆に「こじあけて」いきます。

ハードディスクの開け方

ふたを外せました。

開けてみてわかりましたが、アイ・オー・データの「HDPC-UT1.0S」のハードディスク本体はサムスン製のHDDでした。

HDD分解

次にケースの下半分からHDD本体を外しますが、ここは丁寧にします。

隙間にマイナスドライバーを差し込みゆっくりと丁寧に外します。

写真の銀色の金属のパーツがHDD本体ですので「ねじったり」「たわませたり」「ひねったり」しないように丁寧に外します。

外側のプラスチックのケースは捨てるので多少壊しても問題ありません。

HDD分解

上手く外せました・・・。

そして金属の裏側は下記の写真のようなHDD本体の基板が見えます。

そして、指でつまんでいる部分が今回交換するコネクタ(接続端子)の部品です。

この部品は指でつまんで引っ張ると簡単に外れます。

HDD分解

下記の状態で市販のハードディスクケースに入れ替えることができます。

HDD分解

今回、買ってきたハードディスクケースは「玄人志向 2.5インチ USB3.0接続 ハードディスクケース GW2.5TL-U3/BK」です。

HDDケースも色々あってどれを選んだらいいのか迷ってしまいますが価格が1000円ぐらいでお手頃だったので選びました。

ポータブルタイプの2.5型HDDは主に

  • 厚み:7.0mm
  • 厚み:9.5mm
  • 厚み:12.5mm

の物が存在します。

メーカーの製品カタログに書いている厚みはカバーも含めた厚みなので実際の厚さを調べるにはカバーを外して実測するしかありません。

外観から9.5mmぐらいだと思って買いましたがぴったりでした。

あとはハードディスクケースの箱に説明が書いているのでその通りにするだけです。

ハードディスクケースのコネクタに接続→パソコンに接続で見事ライトが光りました。

最後の問題はパソコンに認識されているかどうか・・・。

下記の写真のように「HDPC-UT」がFドライブで認識されていました。

まとめ

HDDがパソコンに認識されなくなると毎回ショックを受けます。

そんな時に限ってバックアップもしばらくしてなかったりと・・・。

でも、今回のような「接触不良」のような障害の場合、思ったより簡単に修理できるので試してみる価値はあると思います。

ただし、本当の原因は別のところにあるかもしれません。

あくまでも自己責任での修理になるので無茶はしないようにしましょう。

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