夏になると足が長い大きい蚊のような虫が網戸に止まっていたりすることありますよね。
蚊の何倍もの大きさなので、見た目の威圧感は相当なものです。
この大きい蚊みたいなやつはガガンボといいます。
なんか名前も強そうですね。
本当に見た目通り凶暴な奴かどうか調べてみました・・・・。
大きい蚊のような虫は何?
大きい蚊のような虫「ガガンボ」は漢字では「大蚊」と書きます。
そのまんま「大きい蚊=大蚊」、わかりやすいですね・・・。
大きい蚊のような見た目から蚊の姥(うば)「蚊々(かが)姥(うば)」が名前の由来という説や、蚊の母「蚊ケ母(ががんぼ)」が説になっているともいわれています。
ガガンボには別名もあり
- アシナガトンボ
- カトンボ
- ショウジハリ
等とも呼ばれています。
ガガンボの幼虫は体長3~4㎝程で芋虫のような形をしています。
水中や土の中で生きており稲や麦の根を食害することがあり「イネノネキリムシ」などと呼ばれることもあります。
成虫は主に3月〜10月に発生し明るいところを好み窓を開けていると室内に飛び込んでくることがあります。
家の中にこんな大きな虫が飛び込んできたら反射的にたたいてしまいますよね。
そしたら、たたき損ねても風圧だけで「フワァ~~」とどこかに流されていくようなやつなんです。
こいつ意外に弱いな・・・。
そうなんです。
ガガンボは大きいだけの見かけ倒しの昆虫なんです。
ガガンボは弱い、かわいそうで哀れな虫
ガガンボは足が長くて大きく見えますが、近くでよく見てみると胴体は「か細く」羽も「ペラペラ」でいかにも弱そうに見えてきました。
飛行速度も遅く、人間に見つかったら気味悪さのせいで、すぐに叩かれてしまいます。
そして、か弱い体は叩くとバラバラになってしまいます。
さらに気の毒なことに成虫の寿命は1週間~10日ほどだそうです。
見た目の威圧感のせいですぐ叩かれて避けることもできず・・・考えてみればかわいそうで哀れな虫ですね。
できることなら叩きたくない・・・。
そんな場合は家にガガンボを侵入させないように
「虫こないアース 虫よけスプレー」を網戸にかけておくと虫よけになるので対策してくださいね。
ガガンボは刺すの?
ガガンボはこんなに弱く哀れな虫なので攻撃力もなく人を刺したり吸血することはなく無害の昆虫です。
では何をエサにしているのかというと成虫になると特に何も食べず水分だけあるいは花の蜜を吸う程度らしいです。
人間にとっては、いたって平和でおとなしい虫で、いわゆる「不快害虫(ふかいがいちゅう)=見た目の気持ち悪さから嫌われている」なんですね。
まとめ
大きい蚊のような虫ガガンボについてのまとめです。
- ガガンボは「大蚊」と書く
- 蚊のように刺したり吸血したりしない
- 光に寄って来る
- 飛行速度は遅く、叩くとバラバラになるぐらいか弱い
- 寿命は1週間~10日程度
- エサは花の蜜や水分のみ
家の中に入ってきたら駆除せずにはいられないので「ガガンボ」のためにもできれば入ってほしくないですね・・・。
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