仏教では故人が亡くなってから七日ごとに「追善法要」を行い、初七日から始まって七回目の四十九日へと続きます。
四十九日の法要は忌明け(きあけ)の大切な法要ですので遺族だけではなく親戚、友人などが参列し故人が極楽浄土に行けるように供養します。
葬儀から1か月以上経過していますが節目の法要ですので参列者も多くなります。
四十九日の法要に参列する場合の服装や持ち物、アクセサリーなど気を付けなければならないポイント をご案内します。
49日の服装やアクセサリーのマナーは?
四十九日の法要は一般的に喪服で参列します。
また、持ち物やアクセサリーにも気を付けたい点がありますので以下に詳しくまとめています。
49日法要の男性の服装は?
光沢のない黒のスーツに白のワイシャツを着てネクタイ、靴下、革靴、ベルトも全て黒で出席します。
スーツはの上着は「ダブル」「シングル」どちらでもかまいません。
49日法要の女性の服装は?
光沢のない黒のワンピースまたは黒のスーツ、アンサンブルで出席します。
素足はマナー違反になりますので黒のストッキングを着用し黒の靴を履きます。
鞄に髪飾りも黒を用意します。
夏場に注意すること
季節を問わず基本は同じ格好をしますが、男性の場合はワイシャツは半そででもOKです。
女性の場合は上着のない喪服でも大丈夫ですが肩が露出したワンピースなどは避けます。
冬場に注意すること
革のジャケットや毛皮、ファーのついたものなどの殺生を連想させるものは着てはいけません。
光沢のない黒系のコートが望ましいです。
また、焼香の際は上着は脱ぐのがマナーです。
鞄や靴、アクセサリーで気を付けること
法要に参列するときにはアクセサリーや持ち物にも注意しなければならない事があります。
以下が避けるべきアイテムです。
- 金のピアスやネックレス
- 派手な腕時計など光るもの(豪華すぎるものも避けた方が無難)
- 殺生をイメージさせるアニマル柄のベルトなど
- 光沢がありヒールの高い靴
- サンダルなどつま先の出る靴
- 金具のついている鞄
- 革の鞄、高級ブランドの鞄
次のものは法要の際もOKとされるアイテムです。
- 結婚指輪
- パール、オニキスのネックレスやイヤリング(ピアス)
- 光沢のない黒い布製のバック
以上のように持ち物や服装は基本は控えめで目立たないものが望まれます。
49日法要の子供の場合服装は?
子供の服装は制服があれば男子も女子も制服で出席します。
制服を持っていなければ、派手な柄は避け、黒っぽい服装で出席します。
“平服でお越しください”と言われた場合は?
「平服でお越しください」と言われた場合でも上記の服装で行けば問題ありません。
「平服=普段着」と誤解してカジュアルな服装で行けば一人だけ浮いてしまいますので注意したいところです。
まとめ
四十九日法要の服装は基本は葬儀の時と同じ服装で参列します。
おしゃれは必要ないのでできるだけ控えめでシンプルな服装で参列しましょう。
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