冬至 とは一言でいうと1年のうちで最も「日照時間が短い=夜が長い日」の事です。
昔から冬至の日にはかぼちゃを食べて、ゆず湯に入ってと当たり前のように言われていますがその意味や由来ってご存知ですか?
今回は
- 冬至とは?2017年の冬至はいつ?
- 冬至にかぼちゃを食べる意味と由来
- 冬至にゆず湯に入る意味と由来
についてわかりやすくまとめました。
冬至とは?2017年の冬至はいつ?
冬至(とうじ)とは二十四節気の22番目の節気で毎年12月21日か22日から次の小寒(しょうかん)の前日までの期間を言います。
12月21日(22日)の冬至の瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と言います。
2017年の冬至日は12月22日(金) です。
基本的に太陽は東から昇り西に沈みますが、春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)が真東から昇り真西に沈むため昼と夜の長さが同じになります。
また、夏至(げし)は太陽の位置が最も北寄りになるので1年のうちで一番日照時間が長くなります。
冬至日が一番夜が長いということは次の日からは徐々に日照時間が長くなるので、冬が終わり春の到来を意味します。
冬が去り春が来ることを「一陽来復(いちようらいふく)」と言って運気が上向き、縁起が良い事とされています。
冬至にかぼちゃを食べる意味と由来
冬至には「ん」の付く食べ物を摂って運気をあげるという縁起担ぎの風習がありました。
これを「運盛り(うんもり)」と言って特に「ん(運)」が2つ重なる食べものが良いとされていました。
それらの食べ物を「冬至の七草」と呼び以下がそれにあたります。
- 南瓜(なんきん)※かぼちゃ
- 蓮根(れんこん)
- 人参(にんじん)
- 銀杏(ぎんなん)
- 金柑(きんかん)
- 寒天(かんてん)
- 饂飩(うんどん)※うどん
この中で南瓜だけが夏野菜ですが、保全性の良さを活かしてビタミンやカロチンなどの栄養が豊富なかぼちゃを食べて厳しい冬を乗り切るための知恵でもありました。
冬至にゆず湯に入る意味と由来
現代とは違って昔は毎日お風呂に入る習慣はなく入浴には特別な意味がありました。
冬至日を境に少しずつ日が長くなり運気が上向く前に体を清め厄払いをするためにゆず湯に入りました。
ゆず湯には血行を促進し、寒い冬には体を温めるという実質的な効果もあります。
このことも昔から経験からわかっていたのでしょうね。
また、
- 柚子(ゆず)=融通(ゆうずう)
- 冬至(とうじ)=湯治(とうじ)
で、「融通がきく湯治=柚子が効く冬至」といった語呂合わせの意味もあるという説もあります。
まとめ
冬至はこの日を境に運気が上がる「一陽来復」といって縁起のいい日なんですね。
他にも栄養価の高い「かぼちゃ」を食べたり、体を温めてくれる「ゆず湯」に入ったりするのは、理にかなった合理的な風習なんですね。
昔の人の経験からくる行いには頭が下がりますね。
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