奈良県吉野郡下市町に「大和バラ園」さんというバラの生産農家があります。
奈良で有名なバラ園やバラの名所と言えば
- 霊山寺バラ庭園
- 橿原運動公園バラ園
- おふさ観音のバラまつり
- 馬見丘陵公園バラ園
- 松尾寺のバラ園
などが有名ですが、大和バラ園さんは「知る人ぞ知る」バラ園なのです。
- 品種の多さ
- 価格の安さ
はバラの生産農家ならではです。
- いろんな種類のバラを見たい人
- 気に入ったバラの苗を買って帰りたい人
こんな人は迷わず大和バラ園に行くべきです。
今回は大和バラ園さんへ行ってきたので中の様子をご紹介します。
大和バラ園は大阪から1時間
私の奥さんが以前から行きたいと言っていた「大和バラ園」に行ってきました。
奈良市内から約1時間ほど、国道169号線から吉野川を渡って県道39号線に入って5分ほどのところに「大和ばら園」さんはあります。
渋滞もなくスムーズだったのでストレスなく到着しました。
大阪からでも1時間~1時間30分ぐらいで着きます。
大和バラ園は民家が並ぶ自動車のすれ違いがギリギリの狭い道を走った先にあります。
入り口で大和バラ園の奥さんらしき女性がバラの手入れをしていたので声をかけると
「どうぞ、奥まで入ってください」
と案内されて突き当りまで進み、看板の順路通りに進むと鉢植えのバラが一面に並んでいました。
下の写真の右の方でバラの手入れをしているのが「大和ばら園」の3代目のご主人です。
大和バラ園さんは奈良県唯一のバラ生産農家で現在は3代目のご主人が丹精込めて作っておられる歴史のあるバラ農家さんなんです。
お仕事中にもかかわらず、色々と気遣ってくれました。
大和バラ園は約70アールの畑になんと約4万株のバラを栽培しているそうです。
ここで育てたバラ苗は京阪園芸などの種苗会社に卸しているのだとか。
京阪園芸といえばあの「ひらかたパーク(通称ひらパー)」のバラ園を手掛けている大手の造園、園芸の会社です。
背の高いバラがたくさん置いているコーナーには「非売品」と書かれた札がかかっていました。
見渡す限りのバラですが、生産農家なのでご覧のように飾りっ気はありません。
でも、品種の多さは普通のホームセンターや園芸店どころではなく、1000品種のバラがあるそうです。
今日来た最大の目的が「鉢植えのバラを買う」事です。
最低でも2鉢は買いたいそうです。
1つは品種も決まっていて「ニューウェーブ」という薄紫色のヒラヒラとした花びらの四季咲きの品種のバラを探しているようです。
いつも行く園芸店やホームセンターには売ってないそうですが大和バラ園さんの品種の豊富さなら期待できそうです。
大和バラ園 生産農家直売所
大和バラ園は農家でありながら一般客も受け入れてくれています。
しかも入場は無料。
そして、直売もしていて驚くことにここにある鉢のほとんどが、1鉢なんと1500円なんです。
一部、2500円、3000円の鉢もありましたが、
「それにしても安い」
と妻は喜んでいました。
市場価格のほぼ半額ぐらいの感じですね。
妻が言うに
「見たこともないバラがいっぱいあるのでものすごく新鮮」
しかも
「バラの苗がどれもキレイで健康そう」
と言ってました。
「気に入ったものを買うことができるのでウキウキが止まらない」
様子です。
普通のバラ園はいくら気に入ったバラでも“見てるだけ”ですから来てよかったといっていました。
倖田來未さん命名のバラ ラムのつぶやき
では、大和バラ園さんにあるバラのごく一部ですが紹介していきます。
下の写真の黄色いバラは「ルミエール」という名前のバラです。
歌手の倖田來未さんがデビュー10周年を記念して「ラムのつぶやき」と命名したそうですが現在は正式名を「ルミエール」と言います。
甘い香りの四季咲きの花です。
下のピンクの「ポシェット」も大和バラ園さん作出のバラです。
まだ、つぼみですが中輪で四季咲きだそうです。
「ラプティットポワール」も大和バラ園さんの開発のバラです。
淡い黄色というかバニラアイスのような色の花でした。
「ラプティットポワール=小さな洋ナシ」という意味だそうです。
他にも「ピカソ」という赤い花びらに淡い朱色や白の刷毛目が入る四季咲きのバラ。
「大地真央」というバラもあります。
元宝塚女優大地真央さんの舞台生活30周年を記念して名づけられたそうです
ピンクの大輪の花を咲かせる四季咲きのバラです。
この日は残念ながら葉だけでした。
そうこうしているうちに目的の「ニューウェーブ」を見つけました。
さすが1000種の品ぞろえ、5~6鉢並んでいましたので気に入った一鉢を選んで買って帰りました。
買って帰ったのがこのバラです。
今日は2鉢、場合によっては3鉢を買うつもりらしく物色は続きます。
いろいろあり過ぎてどれを買おうか迷っている様子でしたが、ようやく2鉢目が決まったみたいです。
「ミル・エ・ユンヌ・ニュイ」千夜一夜という意味だそうです。
濃い赤の質感がベルベットのような感じで高貴なイメージです。
大和バラ園の基本情報
〒638-0001 吉野郡下市町大字阿知賀2203
電話 0747-52-3679
駐車場:約10台
営業時間や定休日は個人営業なので決まっていないようです。
所要時間は
- 大阪市内から約1時間~1時間30分
- 奈良市内から約1時間
- 名古屋から約2時間30分
まとめ
大和バラ園さんは、よくあるおしゃれなバラ園ではありませんがこだわりのバラを探している人はぜひ行ってほしいです。
また、これからバラを始めてみようと思ってる人も行ってみると良いと思いますよ。
大和バラ園のご主人が初心者さんにも丁寧に色々教えてくれるはずです。
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