結婚式の招待状が届くのが初めての場合はどういう風に対応したらいいのかわからないことが多すぎて・・・。
- もちろん喜んで出席する
- 出席したいけどあいにくこの日は予定があってやむを得ず欠席する
どちらの場合でも、結婚式の招待状が届いたら速やかに返信をするのがマナーです。
では、結婚式の招待状への返信の仕方は?マナーは?
順番にご説明します。
結婚式招待状への返信の基本マナーは?時期や書き方
結婚式の招待状が届いたら?
- 返信のタイミングや時期
- 招待状を書く筆記具は?
- メッセージには句読点を書かない?
などのマナーを順を追ってご説明します。
招待状が届いてから何日を目安に返信する?
結婚式の招待状が届いたら基本的には“速やかに”返信するのがマナーです。
通常、招待状には返信期限が書かれていますが、結婚式を行う新郎新婦の立場からすると出席者数をもとに引き出物や席次などの準備を進めていくので、早めに出席者の目途を立てたいはずです。
結婚披露宴まで何かと忙しいであろう新郎新婦のことを思って、早めの返信を心がけましょう。
また、当日の予定が返信期限までわからない場合もあるでしょう。
そんな場合は、電話などで直接事情を説明し、予定が確定するまで返事ができない旨を新郎新婦に説明しておきましょう。
結婚式の招待状は毛筆または万年筆で書く
結婚式の招待状は毛質または万年質で書くのがマナーとしてはベターです。
しかしながら、書き慣れない筆などで下手な字を書くぐらいならボールペンで丁寧に書いた方ご良い場合もあります。
字の色ですが、グレーの薄墨は不祝儀の時に使用しますので黒の墨(黒のペン)で書くようにします。
お祝い事には「、」「。」の句読点は打たない
「お祝い事に終止符は打たない」という縁起担ぎから「、」「。」などの句読点は打ちません。
文字が詰まって読みにくくなる場合はスペースなどの文字間で読みやすいように書きましょう。
結婚式招待状への返信の出席と欠席ケース別の書き方
結婚式招待状の宛名面の書き方マナー
結婚式の招待状は下記の左の画像のように切手を貼った状態で届きます。
返信する際は
名前の下の「行」の文字を二重線で消し「様」の字に書き替えます。
この時、二重線は定規で書いた直線で消します。
結婚式招待状の基本的なフォーマット
結婚式の招待状は画像のようなフォーマットが基本です。
上から
- ご出席
- ご欠席
- ご芳名
- ご住所
- TEL
- メッセージ
- 食品アレルギーについて
最近では食品アレルギーの有無に配慮した招待状が増えているので、アレルギーの記載がある場合で説明しています。
食品アレルギーの記入欄がない場合はアレルギーに関しては特に書かないようにします。
結婚式招待状の返信「出席の場合」の書き方マナー
まず、出席する場合の結婚式の招待状の書き方ですが、自分に対する敬称は全て二重線で消します。
この時、二重線は定規でまっすぐ引きます。
≪出席≫に丸をして、前後に「慶んで(出席)させていただきます」と一言添えます。
- ご出席→「ご」を二重線で消して出席に〇をします。
- ご欠席→「ご欠席」を二重線で消します。
- ご芳名→「ご芳」を二重線で消して、「名」のみ残します。
- ご住所→「ご」を二重線で消します。
- TEL(お電話)→お電話と書いている場合は「お」を二重線で消します。
- メッセージ→祝意を伝えるメッセージを書きます。
- 食品アレルギーについて→アレルギーの有無にかかわらず一言書きます。
※アレルギー欄はないこともありますので、ない場合は特にアレルギーに関してはふれずにおきましょう。
アレルギー記入欄の書き方:アレルギーがない場合
アレルギーが特にない場合でも「お心遣いありがとうございます」などのメッセージを一言書いておきます。
受け取った側(新郎新婦側)が「アレルギー欄を見落として何も書いていないのかな?」と心配させないためです。
- お心遣いありがとうございます 特にアレルギーはございません
- 特にございません ご配慮ありがとうございます
アレルギー記入欄の書き方:アレルギーがある場合
アレルギーがある場合は対象のアレルギー物質を書いてきちんと伝えておきましょう。
また、お手数をかける旨も記入しておけばより丁寧です。
- 申し訳ございませんが大豆のアレルギーがあります ご配慮いただければ幸いです
- 卵のアレルギーがあります ご配慮のほどお願い申し上げます
結婚式招待状の返信「欠席の場合」の書き方マナー
せっかくの招待状ですが、やむを得ず欠席しなければならない場合もあります。
そんな場合も丁寧に返信するのが大人としてのマナーです。
出席の時と同じように敬称を定規を使った二重線で消して必要事項を記入します。
結婚式欠席の場合のメッセージ文例
欠席の際もメッセージに一言添えた方が丁寧です。
出産や既に決まっている仕事上の都合の場合はストレートにメッセージに書いても問題ありません。
一方、法事などの不祝儀や病気などの場合は言葉を濁して書くのがマナーです。
以下に文例を記載します。
- ≪理由をはっきり書く場合の文例≫
ご結婚おめでとうございます
せっかくご招待いただきましたが出産を控えているため残念ながら欠席をさせていただきます
おふたりの幸せを心よりお祈り申し上げます - ≪理由を濁して書く場合の文例≫
ご結婚おめでとうございます
せっかくのご招待ですがどうしても都合がつかず出席することができません
お二人の末長い幸せをお祈り申し上げます
まとめ
結婚式の招待状の返信のマナーをお伝えしました。
- 招待状が届いたら→速やかに返信する。予定が未定で返信できない場合でも電話などで一報を入れる。
- 招待状は「毛筆」「万年筆」で書くのがベター。書き慣れない場合はボールペンで丁寧に書いても良い。
- 招待状の自分に対する敬称は定規で引いた二重線で消す。
- 出席の場合も欠席の場合も一言祝意を表すメッセージを書く。
- メッセージには「、」「。」句読点を打たない。
以上が結婚式の招待状の返信方法です。
マナーを守って気持ちのいい返信で新郎新婦を祝福しましょう。
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