バラの葉に白い斑点が!うどんこ病の治療と予防の方法

うどん粉病

バラの葉に白い斑点のようなものができ粉を噴いたような状態になっている・・・。

それは「うどんこ病」です。

うどんこ病は新芽や若い葉っぱに発生しやすく寒暖の差が大きい春や秋に発生しやすい病気です。

うどん粉病を放置すると白い粉が葉っぱの光合成を阻害して成長の妨げになりますので発病しないようにしっかり予防することが大切です。

うどん粉病の治療と予防についてご紹介いたします。

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バラの葉に白い斑点が!うどんこ病とは?

うどんこ病は葉っぱの表面がうどんの粉をまぶしたように白く粉っぽい状態になってしまう病気です。

やわらかな新芽や若い葉っぱに症状が出ます。

下の写真はバラのつぼみの根元部分に発生したうどん粉病です。

うどんこ病

カビ菌の一種で乾燥すると風に乗ってどこからともなくやってきて植物に付着して葉っぱの表面で繁殖して増えいていきます。

また、うどん粉病に感染した葉を放っておくと隣の葉にどんどん広がっていき、庭全体が被害を受けることになりかねないので早めの対策が重要になってきます。

うどん粉病がひどくなると葉っぱ全体が白い粉で覆われたような状態になり、光合成ができなくなり次第に元気を奪われていき、葉が落ちたり花を咲かすことができなくなる事もあります。

とにかく、うどんこ病を発見したら早めの対策が必要です。

バラのうどんこ病の治療にカリグリーン

うどんこ病が発生してしまったら流水で菌が付着した部分をまずは洗い流してできるだけカビ菌の層を薄くします。

そのあとで治療薬を散布します。

おススメの治療薬が「カリグリーン」という名の薬剤です。

パッケージに「有機農産物オーガニック栽培に使える」と書いているように環境にやさしく安全性の高い薬剤で農産物の収穫前日まで使用できるほどです。

家庭で使うにはもってこいの安心感ですね。

しかもうどん粉病に対する治療効果は定評があるので安心して使うことができます。

住友化学園芸 殺菌剤 自然派志向 カリグリーン 1.2g×10袋入

 

使うときの注意ですがカリグリーンには展着剤を混ぜて使ってください。

というのも、うどんこ病は新芽や若い葉に発生する病気です。

新芽や若い葉は保護被膜で覆われていて水を弾いてしまうので水溶液のカリグリーンも弾かれてうまく定着できません。

そのために薬剤を定着させるために展着剤を混ぜないと効果が半減してしまいます。

私のおすすめの展着剤はシリコン系展着剤で濡れた葉っぱにも薬剤が良く定着する「まくぴか」です。

 

ちなみにカリグリーンはうどん粉病の治療薬であって予防効果は期待できません。

うどんこ病が発生してから治療のために使ってください。

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バラのうどんこ病の予防方法

うどん粉病はできれば「予防」または「発生初期で駆除」するようにしましょう。

うどんこ病は水に弱いので予防法として葉に水やりをして乾燥を防ぐ事が大切です。

発生初期ならば

  • ウエットティッシュでふき取る
  • 霧吹きで水をかけてあげる

こうすることで被害の拡大は予防できます。

ティッシュでふき取る時は、うどんこ病の菌を除去したティッシュで健康な葉を触るとカビ菌がうつるのでティッシュの使いまわしは厳禁です。

また、葉や枝が密集して風通しが悪いと菌が繁殖しやすくなります。

  • 適度な日当たり
  • 風通しを確保する

必要に応じて剪定(せんてい)をします。

 

理想はうどんこ病が発生する前に薬剤散布でしっかりと予防することが大切です。

予防は日々の事なので、手軽に散布できるスプレー剤が便利ですよ。

ベニカXファインスプレー 1000ml

まとめ

うどんこ病は発生初期の対応が早ければ早いほど楽に被害を抑えることができます。

放っておくと周囲のバラや他の植物にも感染するので予防薬を散布してうどん粉病のカビ菌を繁殖させないように注意しましょう。

≪治療≫

  • カリグリーンで治療

≪予防≫

  • 葉の乾燥を防ぐ
  • 初期段階でうどんこ病をふき取る
  • 予防薬を定期的に散布

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