お盆に実家に帰省する時には手土産とお供え物の両方を用意して持参するべきか・・・。
- 手土産をもっていくとしたら何が相応しいか?
- お供え物ののし紙の種類は?
- お供え物の表書きの書き方は?
色々と難しく考えがちですが、帰省する先は自分やパートナーが育った実家です。
いつも私がお盆に帰省する時のパターン(体験談)を交えてご紹介いたします。
お盆の実家への手土産は必要?
「御供えをもっていくから手土産はいらないのでは?」と言う人がいます。
人それぞれの考え方なので正解は無いとは思いますが、私は手土産とお供え物は別物なので両方持参したほうが良いと思います。
- 手土産・・・親への挨拶の品
- お供え物・・・ご仏壇(ご先祖様)へのお供え物
ですので分けて考えるのが自然な考え方だと思います。
では、どんな手土産を持参すると良いのでしょう?
2人暮らしの両親の元に帰省する場合の手土産
私の場合は実家に両親が2人で暮らしています。
食も細いのでたくさんのお菓子などをもっていっても食べきれないので、ケーキや和菓子などを人数分持参して一緒に食べるようにしています。
また、私の父は「砂糖をまぶした硬めのゼリー」が大好物なので一緒に手土産として持っていきます。
これだと賞味期限も長いので高齢の父でもゆっくり食べることができるのでおすすめです。
老若男女、大人数の実家に帰省する場合の手土産
妻の実家に帰省する時は違う手土産を持参します。
というのも、妻の実家には
- 妻の母
- 妹夫婦
- その子供たち
と大人数が済んでいます。
食べ盛りの子供たちと酒飲みの妹夫婦がいるので
- 質より量のお菓子
- 缶ビール
等を持参すると喜んでくれます。
ちなみに妻の実家には仏壇はないのでお供え物は持参していません。
お盆の帰省時の実家への手土産をまとめると
- 実家の人数
- 実家の住人の好み
この2つを考慮して手土産は選んでいます。
予算としては大体3000円ぐらいで充分喜んでもらえるだけの品物は買えると思いますよ。
お盆のお供えののし紙の種類は?
本来はお供え物に付ける紙のことは「熨斗紙(のしがみ)」とは言いません。
説明すると長くなりますが理由はこちらからどうぞ
>>>のし紙の種類一覧!水引の種類によって使い分けるのがマナー!
簡単に説明すると、「熨斗」とは本来「熨斗鮑(のしあわび)=鮑を伸ばしたもの」の事でお祝い事に使われてきました。
ですので弔事(お悔み事)には「熨斗」が付いていないので熨斗紙とは言わずに「掛け紙」と言うのが正確な表現です。
ですが、最近は「慶事用」「弔事用」を問わず「熨斗紙」というのが一般的なのでここでは熨斗紙で統一いたします。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、お盆のお供え物に付ける熨斗紙の種類は次のようなものがあります。
黄白水引き
藍銀水引き(黒白や青白の場合もある)
蓮絵水引き
どの熨斗紙も使えますが水引きの色は地域によって違ってきます。
- 黄白水引き・・・主に西日本
- 藍銀水引き(黒白や青白の場合も)・・・主に関東より北の地域
- 蓮絵水引き・・・一部の地域限定で使われているようです。
このように熨斗紙の種類(水引きの色)は地域によって使われている種類が様々なのでどれを使っても基本的に問題ありません。
関西では仏事用ののし紙は「黄白水引き」しか売っていません。
それ以外を買おうと思って文房具屋さんに行っても取り寄せになります。
逆に関東では「藍銀水引き」が定番で販売されています。
また、商品のメーカーが関東本社の場合、関西でも藍銀水引きで包装しているのを見ることもあるので色には深い意味はなく、あまりこだわらなくても大丈夫です。
ただし、紅白ののし紙は慶事用ですのでお供えには使えません。
お盆のお供えののし紙の表書きの書き方は?
のし紙の表書きには
- 水引きの上に「御供」
- 水引きの下に「氏名」
を書きます。
お盆のお供えの場合、家族で同じ姓の場合が多いので
- 名前を書く
- 住んでいる地域+苗字を書く
と、2パターンで記入する場合が多いです。
名前を書く場合
苗字+住んでいる地域を書く場合
また、弔事ののし紙は薄墨(うすずみ)で書くことが多いのですが、薄墨を使うのは一般的に忌明けまでですので、お盆のお供え物には黒い墨で書いても問題ありません。
また、仏壇の前にお供え物を置きますが誰がお供えしたのか一目でわかるように包装紙の外に熨斗紙を付ける「外のし」が一般的です。
まとめ
お盆の実家への帰省の際は実家の人数や好みなどを考慮した手土産を持参すると喜んでもらえますよ。
また、お盆のお供え物は地域差はありますが
- 黄白水引き
- 藍銀水引き(黒白や青白の場合も)
- 蓮絵水引き
以上の色ののし紙を使います。
表書きは「御供」と書いてお供えした人が特定できる名前を書きます。
また、御供の場合は誰のお供え物かわかるように「外のし」が一般的です。
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