古い灯油の捨て方や見分け方は?使うとどうなる?

古い灯油の捨て方

昨年に使い切れなかった古い灯油(持ち越し灯油)が残っているのを見つけてしまった!

恐らく排水溝やトイレに流したらダメだろう・・・。

それぐらいはわかるけど、どうやって捨てたらいいか迷ったことはありませんか?

その古い灯油の捨て方をご案内します。

でも、処分する前に古いと思っていても保管の仕方によっては「持ち越し灯油」でも使える場合があります。

正常灯油と変質灯油の見分け方もご紹介します。

最後に古い灯油を使うとどうなるか、わかりやすい動画がありますのでご紹介しますね。

ぜひ、安全のためにもご覧ください。

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古い灯油の捨て方は?

私の住む奈良県では灯油などの引火性のある危険物は一般ごみとして捨てることは認められていません。

また、灯油は「回収できないものリスト」にも入っています。

これは奈良県に限らず多くの自治体で同じような対応になっていると思います。

だからと言って排水溝に流してしまうようなことは環境汚染につながりますので絶対にやってはいけないことです。

また、布に染み込ませて一般ごみとして捨てることも危険なのでやってはいけません。

ではどこで捨てるのが良いのか?

古い灯油はたいていの場合、販売しているガソリンスタンドに処分してもらえます。

全てのガソリンスタンドで廃棄処分してもらえるかというとそうでもありませんが多くのスタンドでは処分してもらえます。

費用も「無料で処分」してくれる場合や「数百円の処分費用」を請求される場合などガソリンスタンドによっても様々です。

私の場合、20年以上ガソリンを入れているスタンドがあるので少量なら無料で処分してくれます。

特に馴染みのないガソリンスタンドでも今シーズンの灯油を買いに行った時に古い灯油の処分をお願いすると大抵の場合、快く処分してくれるはずですのでたずねてみましょう。

  • 車もないのでガソリンスタンドとの付き合いもない
  • 灯油を使う暖房機器も今シーズンからは使わない

という場合でどうしても処分の仕方がわからない場合は、少々費用が掛かりますが「不用品回収業者」に処分してもらう方法もあります。

大体が「軽トラック1台=〇〇〇〇円」というような価格設定ですので、年末の大掃除を前倒しして家中のゴミを処分するのも良いですね。

問い合わせの時は灯油の処分ができるか確認しましょう。

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古い灯油の見分け方は?

食品には賞味期限がありますが、灯油には厳密に「品質保持期限」というものはありません。

なぜかというと灯油は保管の仕方によって期間に関係なく変質してしまうからです。

次のような条件で保管されていた場合、「変質灯油」になっている可能性がありますので見分け方で判断する必要があります。

古い灯油かどうかを疑うには

  • 昨シーズンからの持ち越し灯油(長期間放置していた灯油)
  • 日光が当たる場所や高温で保管していた灯油
  • 水用(乳白色)のタンクで保管していた灯油
  • 容器の蓋が開いていた灯油

このような条件で保管されていた灯油は変質灯油になっている可能性が高いので下記の方法で判断してください。

 

灯油の変質チェックに準備するもの
  • 透明のガラスコップ 2個
  • 調べたい灯油
  • 白い紙(コピー用紙で可)

 

 

灯油が変質しているかどうか調べる手順
  1. 準備したコップに「片方には水」「もう片方には調べたい灯油」を入れて並べます。
  2. 差がわかりやすいように白い紙をコップの後ろに置きます。
  3. 並べて見比べると変質灯油の場合「うす黄色」になっています。
  4. 変質灯油は見た目以外にも「酸っぱいにおい」がすることもあります。

 

臭いも比較したい場合は今シーズンの灯油を買ってきて両方の臭いを比べてみるのも一つの調べ方ですね。

実際には昨シーズンからの「持ち越し灯油」でも

灯油用のタンクで暗くて涼しい場所に保管していたもの

これなら使っても大丈夫な場合が多いのでチェックしてみてくださいね。

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古い灯油を使うとどうなる?

灯油の品質チェックで色や臭いが変わっていて明らかに変質してしまった灯油だとわかっていても

「もったいないから使おう!」

なんて思わないでください。

 

メーカーの説明書にも

  • 変質灯油(持ち越した灯油など)
  • 不純灯油(灯油以外の油・水・ゴミが混入した灯油など)

これらの不良灯油は使用しないでください。異常燃焼や故障の原因になります。

 

とはっきりと書かれています。

実際、機器が故障するぐらいならまだしも、異常燃焼の場合危険を伴います

異常燃焼のわかりやすい動画がありますのでご覧ください。

変質灯油と正常灯油の比較実験をしています。

変質灯油は

  • 火力が上がらない
  • 緊急消化ができない
  • 点火時に煙が出る

など危険な事故につながる恐れがありますので、もったいないを理由に使うのはやめておきましょう。

まとめ

灯油はたいていの場合ガソリンスタンドで処分してもらえますので近くのスタンドに確認してみましょう。

また、灯油の変質は

  • 臭い

でチェックできますので確認してから処分しましょう。

気を付けたいのは変質灯油を使うと機器の故障や異常燃焼による危険を伴いますので灯油が変質していたら、もったいないですけど安全のためにも処分してもらいましょう。

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