排便時の出血や突然の肛門の痛みでもしや・・・痔?と思ったことはありませんか?
私もお恥ずかしながら過去に数回経験済みですが、今思えば、いぼ痔になるときは必ず原因になるような行動をとっていたと後から思い当たる事があるものです。
いぼ痔になるには原因があり予防もできるはずです。
患者目線で調べてみました。
いぼ痔の原因は?
まず、いぼ痔の原因を探る前に、いぼ痔には大きく分けて「内痔核」と「外痔核」があります。
内痔核は直腸と肛門の皮膚部分との境目に腫れができた状態で外からの見た目には何ら異常はなく、痛みも感じません。
ただ、排便時に出血したりひどくなってくると痔核が肛門から飛び出してくることもあります。
内痔核は程度によりⅠ度~Ⅳ度に分類され、Ⅲ度~Ⅳ度まで進行すると病院で受診が必要になります。
外痔核は肛門の外側にできるいぼ痔のことで、痛みを感じ触るとぷっくりとしたシコリがあるので見ためにもわかります。
さて、いぼ痔になる原因ですが以下のようなものが考えられます。
いぼ痔の原因1 排便時のトラブル(便秘や下痢)
便秘の場合、排便時に無理に息んでしまうのでその力で肛門に負荷がかかってしまいいぼ痔の原因になってしまいます。
ちょっと出づらい時に無理して息むと
「外痔核」の部分が“プクッ”と膨らむような感覚になり『まずい!』と思い息むのをやめます。
やめるというか、これ以上息むと何かが出そうな感覚に陥りますし何より痛いので力が入りません。
また、下痢の場合も強い勢いで便が流れ出るため肛門に刺激を与えてしまいいぼ痔の原因になるようです。
いぼ痔の原因2 同じ姿勢で座り続ける。または立ち続ける
長時間、同じ姿勢を取り続けることもいぼ痔の原因になります。
座り続けるとお尻付近の血行が悪くなることはイメージできますが、立ち続けても重力によって下半身の血流が悪くなりますのでやはり痔の原因になります。
これも心当たりがあり、冬場に足元が冷える作業場で毎日3~4時間立ち作業をしていることがあり、この時も「教科書通り」痔になってしまいました。^^;
また、長時間歩き続けることにより肛門付近が刺激されて外痔核の原因になります。
いぼ痔の原因3 冷え
先ほども述べましたが、私の場合もいぼ痔になる季節は必ず冬場です。
そして下半身周りが冷えるような環境にいることが多いです。
冷えにより肛門周りの血行が悪くなるといぼ痔の原因となります。
いぼ痔の予防法
いぼ痔の原因がわかれば、その原因になるような行動をしないことが予防法になります。
具体的には次のようなことを心がけましょう。
いぼ痔の予防法1 トイレでは無理して出さない
便意をもよおしてからトイレに行くのが理想です。
また、最後まで出し切ろうと思わずいきまないと出ない便は次に便意を催したときに出すようにします。
いぼ痔の予防法2 排便後は温水便座で洗い流す。
排便後にペーパーで拭くだけでは本当に清潔を保つことは難しいです。
便の中には刺激物質が多く含まれているので温水で洗い流すことで比較的清潔を保つことができ痔になるリスクを抑えることができます。
いぼ痔の予防法3 入浴して温める。
入浴することによって肛門周りの血行が良くなっていぼ痔の予防に効果的です。
温めると痛みが和らぐというか、これは本当に「効いてる~」って実感しますよぉ~。
いぼ痔の予防法4 同じ姿勢を保たない。
長時間座りっぱなしや立ちっぱなしは血の流れを悪くしますので適度に姿勢を変えることが重要です。
特に立ちっぱなしの場合、重力で外痔核が下に引っ張られてる感覚に陥ります。
やはり、よくないのでしょうね。
いぼ痔の治療
いぼ痔にならないように意識して生活していてもいぼ痔の症状が出てしまった場合、どうやって治せばいいのでしょうか?
自宅で治すことはできるのか?またはお医者さんに診てもらわなければダメなのかを調べてみました。
外痔核の治療
外痔核は肛門の出口付近にできるので比較的治療しやすく生活習慣を見直して、塗り薬や坐薬 、内服薬(飲み薬)などの治療薬を使用して治療していきます。
また、予防法で述べたように肛門付近を温めたり清潔を保つことが大切です。
内痔核の治療
内痔核の場合もⅠ度、Ⅱ度の場合は治療薬(塗り薬・坐薬・内服薬)を用いれば症状が改善されていきます。
しかしⅢ度、Ⅳ度まで進行した場合は手術が必要になる場合があるので早めにお医者さんに相談することをおススメします。
いぼ痔についてのまとめ
私の場合は運良く「外痔核」でしたので市販薬のボラギノールの軟膏を塗ってお風呂で温め、肛門を清潔に保って無事自宅で症状が治まりました。
悪化したら病院に行こうとは思っていましたが「いぼ痔」という病気の性格上、なかなか病院に行きたくはないですよね。
できればお医者さんの先生にお尻は見せたくないし・・・。
でも、薬で治すことができない段階のいぼ痔になってしまった場合は速やかにお医者さんに相談してくださいね。
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