有精卵と無精卵の違いは?味や栄養価に差はある?

有精卵と無精卵の違い我が家では地の利を活かして、平飼いの高級卵を格安のお値段で分けてもらうことがあります。

雄と雌の鶏が一緒に飼われている「有精卵」です。

有精卵というと手間暇かけた高級卵をイメージしますが

「味や栄養価は無精卵と同じ」

という事らしいのですが。。。?

そんなはずはない、たしかに美味しい・・・。

真偽はどうなのか?

  • 有精卵と無精卵の違い
  • 有精卵を作る意外な理由

など、いろいろ調べましたよ。

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有精卵と無精卵の違いは?

有精卵と無精卵の違いを一言でいうと受精した卵(有精卵)か受精していない卵(無精卵)かの違いです。

もっと簡単に言うと

  • 有精卵は温めるとヒヨコが孵る可能性のある卵
  • 無精卵はヒヨコが孵る可能性がゼロの卵

以上のような違いですが、見分け方や栄養価などもう少し詳しく見ていきましょう!

有精卵と無精卵の見分け方

有精卵と無精卵の見分け方は殻の状態ではわかりませんので卵を割って見極めます。

卵を割って黄身の上に3~4mmの白い円形がハッキリと見えれば有精卵です。

これは卵の胚(はい)に当たる部分で無精卵の胚は輪郭がぼんやりしていて有精卵の胚ほどの大きさもありませんのでここで見分けることができます。

有精卵の定義は?無精卵との飼育方法の違い

平飼いの鶏

有精卵と無精卵の違いは「孵るか孵らないか」ですが、店頭で有精卵として販売するための定義は次のような条件があります。

「雌鶏100羽に対して雄鶏5羽以上の割合で、平飼いもしくは放し飼いなど、自然交配可能な環境で採卵されたもの」

という明確な定義があります。

5%以上の雄鶏を飼育しなければいけない有精卵はコストの面でも割高になってしまいます。

一方、無精卵は狭いケージの中に雌だけを入れて卵を産むことだけを目的に飼育されています。

無精卵の方が大量に低コストで採卵できるため大手の量販店(スーパー)などで販売されている卵の多くは無精卵です。

栄養価は有精卵の方が高い?味の違いは?

自然に近い平飼いの環境で飼育されているので鶏自身が健康で卵の栄養価も高いイメージはありますが、栄養価の面だけでいえば何ら違いはないそうです。

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栄養価に影響を与えるのは有精卵か無精卵かの違いよりもどんな飼料を与えていたかの方が卵の栄養価に影響は大きいようです。

味に関しても与えている飼料の影響が大きく「有精卵」「無精卵」の違いが味に影響を与えることはないそうです。

有精卵を作る理由は?インフルエンザウイルスの培養に活躍!

有精卵でインフルエンザワクチンを培養

コストがかかり、味も栄養価も変わらない有精卵を作る理由はどこにあるのでしょうか?

もちろん、平飼いで健康的に育った鶏から産まれた卵を食べたいという需要があるのは事実ですがそれだけではないのです。

実は有精卵はインフルエンザワクチンを培養するのに使われています。

ワクチンは生きた細胞の中でしか培養できないのですが「孵化(ふか)鶏卵」という胚を成長させている(発育途上の)卵はインフルエンザウイルスの培養に適していて、うまくウイルスが増殖すれば1~2個の有精卵から大人1人分のインフルエンザワクチンができるそうです。

保存方法や賞味期限は?有精卵と無精卵で違う?

卵の賞味期限は?有精卵は短い?

卵の賞味期限の定義は「生で食べられる期限」で、例え賞味期限が切れても充分加熱調理すれば食べることができます。

卵の賞味期限は採卵から

  • 春秋期(4~6月と10~11月)・・・25日以内
  • 夏期(7~9月)・・・16日以内
  • 冬季(12~3月)・・・57日以内

と、以上のような基準があります。

冬場なら採卵後2か月近くも賞味期限があるのには驚きですね。

ただし、実際は小売店で販売されている賞味期限は「2週間程度」と短めに設定している場合が多いようです。

また、有精卵の場合は夏場など25℃以上の条件下では胚(ヒヨコになる部分)が育ってしまい食用にできなくなる場合があります。

温度管理が無精卵に比べて難しく賞味期限は無精卵よりも短くなります。

10℃以下の冷蔵保存が基本

サルモネラ菌などの細菌の汚染から守るには10℃以下の冷蔵保存が基本で、食品衛生法でも生卵は10℃以下で保存することが望ましいと定められています。

生卵は尖った方を下にして保存

生卵を冷蔵庫で保存する際に尖った方を下向きに置く方が良いそうです。

理由は以下の2つがあります。

  1. 尖った方が強度が強く割れにくい。
  2. 丸い方には「気室」があり卵黄と気室内の空気がふれると細菌が入り込む可能性が高まる。

と、形の違いを利用した置き方が大切だそうですよ。

まとめ

有精卵と無精卵には「孵化する」「孵化しない」の基本的な違いの他に飼育方法の違いがあります。

当然、自然に近い状態で育った鶏から産まれた有精卵の方が「栄養価も高く味も濃い」と誰もが思いがちですが実は違いがないのは意外でしたね。

でも、有精卵の方が高価な飼料で手間暇かけて鶏を育てている場合が多いので、結果的に栄養や味が上質のものが多いのでしょうね。

我が家で食べる有精卵も味が濃くて黄身の色がオレンジ色で美味しいんですよ。

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