カブトムシ採集は費用も掛からないので気軽にできる遊びですが、スズメバチや蛇などのいる場所に踏み込んでいきますのでそれなりの準備が必要です。
なめてかかると大変なことになります。
- カブトムシ採集の服装
- カブトムシ採集の持ち物
そして、私の子供がスズメバチに刺されてしまった経験から
- カブトムシ採集時にスズメバチを見た時の注意点
などをお話しします。
カブトムシ採集の服装
カブトムシ採集に最適な天気はムシムシした夏の夜です。
詳しくは下記をご覧ください。
>>>カブトムシの採れる場所や時間帯と採集に最適な天気は?
こんな天気ですがカブトムシを採集に行くときには
- 半そで
- 半ズボン
- サンダル
などといった軽装で行ってはいけません。
カブトムシ採集に適した服装は以下になります。
- 長袖、長ズボン(白っぽい服装が良い)
- 手袋(革製またはゴム製)
- 長靴
- 首にタオル
- 帽子
カブトムシ採集は夏の夜に行きますので蚊やハチなどの虫がたくさんいます。
虫よけのためにも出来るだけ素肌を隠す服装で行かなければなりません。
木の枝で素肌を傷つけないためにも長袖長ズボンは必要です。
また、手を守るために手袋もはめておきます。
軍手でも良いのですが軍手はカブトムの爪が引っかかって扱いにくいので私はより安全な皮の手袋を使っています。
写真の手袋は工具コーナーで売ってる豚皮の手袋で作業しやすく丈夫ですので使いやすくて重宝しています。
200~300円で売ってるので経済的でおすすめです。
足元もぬかるんでいる場合がありますので普通の運動靴よりも長靴が好ましいです。
また、場所によってはマムシなどの蛇がいる場合があるのでその対策としても長靴が安心です。
首にタオルを巻くのと帽子をかぶるのは蚊やハチなどの刺す虫の対策で肌の露出を少なくするためのものです。
夏で汗だくになりますが安全のためには肌の露出はできるだけ控えます。
カブトムシ採集の持ち物
服装の次は持ち物です。
飼育ケース
採集したカブトムシやクワガタなどを入れておくケースです。
中に木を入れておいた方が中にいるカブトムシやクワガタが安定するので木片を入れておきます。
虫取り網
虫取り網は高いところにいる虫を捕獲するのに必要です。
伸縮式の長く伸ばせるタイプの方がいざという時役に立ちます。
懐中電灯
遠くを照らす大きめのものと「樹木のウロ」の中を見る小さめのもの2種類あれば便利です。
※ウロとは木の幹に空いた穴の事です。
大は小をかねるで大きい懐中電灯だけでも良いのですが、大きいと思ったよりも邪魔になるので取り回しやすい小さめのライトもあると便利です。
ピンセット&ラジオペンチ
ウロの中にいるクワガタを見つけた時ピンセットとラジオペンチで引っ張り出します。
今回はカブトムシ採集が目的ですがせっかくなのでクワガタも見つけたら捕まえましょう。
以上がカブトムシ採集に必要な道具ですが他にも次のようなものがあれば便利です。
- 虫よけスプレー
- 脚立
- ペットボトルの水
- ポイズンリムーバー(ハチなどの毒を吸い出す器具)
- 保冷剤(アイスノン)
虫よけスプレーは念のために体に振っていきましょう。
脚立は持ち歩くには重すぎるのでいざという時のために車に積んでおきましょう。
ペットボトルの水とポイズンリムーバー、保冷剤(アイスノン)は万が一、ハチに刺された時に役だちますので準備しておくとより安心です。
カブトムシ採集時にスズメバチを見た時の注意点
カブトムシ採集の時に注意するべきことは「スズメバチ」です。
通常スズメバチは昼間に活動しますが夜行性のモンスズメバチという種類がいて夜間に出くわすのはこの種類のスズメバチです。
スズメバチと出くわした時の注意点や攻撃されないための対策をお知らせしておきます。
スズメバチに攻撃されないための対策と攻撃された時の対応
スズメバチに攻撃されないためにまずは習性を把握しておきます。
スズメバチは
- 黒いものに攻撃してくる
- 光に向かって飛んでくる
- 香水、化粧品、洗剤などの匂いに反応して攻撃してくることがある
といった習性があります。
服装や帽子に関しては白っぽいものを着用するようにします。
また、洗剤の香りが残った衣服は着て行かないようにしましょう。
香水をつけていくのもご法度です。
もし、懐中電灯の光に向かってきたら懐中電灯を投げ捨てて体を低くしてしゃがむような体勢になります。
蜂は目線の真正面から上は見えても下の方を見るのは苦手という特徴があるので姿勢を低くしてやり過ごします。
慌てて手で払いのけたりすると敵とみなされて攻撃される恐れがありますのでこの行動もNGです。
スズメバチに刺された時の対応
万が一スズメバチに刺されてしまったら次の手順で応急処置をします。
蜂の毒を取り除く
できるだけ毒を体外に出すためにポイズンリムーバーという毒を吸い出す道具を使います。
この時、口で吸いだすと吸った人の口内に傷があればそこから毒が入るのでNGです。
必ずポイズンリムーバーで吸い出します。
ポイズンリムーバーがない場合の方が多いと思いますので、その場合は水で流しながら毒を絞り出すのも効果があります。
冷却する
患部を冷却すると患部の腫れを抑えるとともに血管が収縮して毒が回りにくくなる効果があります。
病院に行く
応急処置をして病院に連れて行きます。
夜間救急の対応をしている付近の病院をあらかじめ調べておきましょう。
【私の子供がスズメバチに刺された時のお話】
子供と一緒にカブトムシ採集に行ったとき小学校3年生の子供がスズメバチに襲われて刺されてしまいました。
蜂の羽音が聞こえた時にとっさに手で払いのけたために刺されてしまったようです。
そして、応急処置も間違いだらけでとっさに私は口で毒を吸い出してしまいました。
近くに消防署があるのを知っていたので救急車を呼んでもらい事なきを得ましたが病院の先生は
「お子さんよりお父さんの顔色が悪いのが心配ですね。」
とおっしゃっていました。
毒を吸い出した為か顔が青白かったみたいです。
その時だけ顔色が悪かっただけで幸いその後も体調の変化はなかったので良かったのですが準備不足の典型的な失敗例です。
親として反省するべき出来事でした。
まとめ
カブトムシ採集の服装は
- 長袖、長ズボン
- 手袋(革製またはゴム製)
- 長靴
- 首にタオル
- 帽子
カブトムシ採集の持ち物は
- 飼育ケース
- 虫取り網
- 懐中電灯(大と小)
- ピンセット&ラジオペンチ
- 虫よけスプレー
- 脚立
- ペットボトルの水
- ポイズンリムーバー(ハチなどの毒を吸い出す器具)
- 保冷剤(アイスノン)
スズメバチ対策は
- 白っぽい服を着る
- 洗剤や香水の匂いはNG
- 懐中電灯の光に向かってくる
万が一刺されてしまったら応急処置をして速やかに病院に行きましょう。
そのために病院の位置を下調べしておくことも大切なことです。
コメント