奈良と言えば多くの人が大仏様を連想すると思いますが、その東大寺大仏殿には「柱くぐり」という観光名物があります。
大仏殿の柱の一つに大仏様の鼻の穴と同じ大きさの穴があいていて、そこをくぐるとご利益があるというもので観光客の目当ての1つとなっています。
では、この穴は大人でもくぐれるのか?
特に大柄な人はどうなのか?
実際に行って体験してきたのでご案内しますね。
東大寺大仏殿へ参拝!
広々とした芝生の向こうに大仏殿が見えます。
創建時には11間(86m)あったそうですが、長い歴史の中で焼失などがあって現在では7間(57m)となったそうです。
それでも東大寺大仏殿は世界最大級の木造建築らしく迫力満点です。
鉄筋コンクリートの大きな建物は見慣れていますが、この形(木造)でこの大きさは中々お目にかかれないので、写真のイメージより実際はかなり大きく感じると思いますよ。
大仏殿に入ると真正面に大仏様が鎮座されています。
通称「奈良の大仏様」と呼ばれていますが正式名を「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」と言います。
間近では大仏様のお姿に圧倒され、普段は怒ったり腹を立てたりすることもありますが、不思議と素直な気持ちになれます。
これも大仏様のパワーのおかげなのでしょうか?
大仏様に手を合わせて、参拝を済ませた後はタイトルにもある「柱くぐり」に挑戦しました。
大仏様に向かって左側に今回のテーマでもある「柱」があります。
奈良の大仏様の柱くぐりは大人もできる?
東大寺大仏殿の柱くぐりは大人もできる?ご利益も?
大仏殿の柱の穴をくぐり抜けると無病息災のご利益があるとい言い伝えられている「大仏殿の柱くぐり」。
この日は天気のいい日曜日ということもあって、混雑しているのかと思って覚悟をしていましたが実際は行列もなく10分程度並んで順番が回ってきました。
タイトルの
の結論ですが、
見ている感じでいうと
服を薄手のものにして準備をすればできないことはない。
という感じでしょうか?
でも実際は万が一、引っかかって抜けなくなったら並んでいる人に迷惑ががかかりそうだったので挑戦は断念しました。
知らない人に引っ張ってもらうのも嫌ですしね。
かわりに娘と息子が柱くぐりに挑戦しましたよ!
いざ挑戦!大仏殿の柱くぐり
穴の大きさは「37cm×30cm」柱の直径は「120㎝」とのこと。
この大きさは大仏様の鼻の穴と同じ大きさです。
大仏様の鼻の穴というと、大きいようで実はそんなに大きくない印象です。
ちなみに、鼻の穴と柱の穴の大きさが同じなのに深い意味はなく作業をした道具がたまたま同じだったんじゃないか、という程度のものらしいです。
では、なぜ柱に穴をあけたのか?
これは柱がある方角は鬼門にあたり、穴をあけて邪気が抜けていくように、とのことらしいです。
邪気が抜ける穴なので、くぐり抜けるとご利益があるといわれるようになったんでしょうね。
話を戻して、穴の大きさについてです。
実際、見た感じではかなり小さい印象ですので、ちょっと「ぽっちゃりさんな大人」はやめておいた方がいいかも・・・です。
ですので、
今回は
- 身長160㎝、体重45kgの娘
- 身長155㎝、体重50㎏の息子
2人に柱くぐりの成功を託しました。(笑)
娘は自力で柱くぐりに成功しましたが、ちょっとぽっちゃりした息子は手を引っ張るという補助付きで成功しました。
小柄な2人でも「余裕」というほどでもなかったので、大人はやめておいて正解でしたね。
柱くぐりのコツは?
柱くぐりをスムーズにするコツをお教えします。(見ていた立場で・・・。)
娘も結果的に1人でくぐり抜けましたが、出口のところで少し苦戦していました。
やはり、腹ばいで通れない事が影響したみたいです。
と、いうのも、穴の大きさは縦37㎝、横30㎝なので腹ばいで通るには肩が引っかかってしまうので体を90度横にしてわき腹を地面に付けた体勢で穴に入るしかないそうです。
ですので、横向きで前に進むのでどうしても力が入りにくかったようです。
また、肩幅がある大人がくぐり抜ける場合は90度ではなく体を45度、つまり穴の対角線の長さを利用してくぐるのが一番良さそうです。
いずれにしても、まずは肩が通る格好で前進するしかないので苦戦したとのことです。
見ていた感じでは、最後は柱の出口部分を手で持って自分の体を外に引き出す「筋力」がものをいうようです。
コツというよりも最終的には「筋力」ですね。
だから、少しぽっちゃりで自分の体重を引っ張り出せなかった息子は手助けが必要になったようです。
逆に言うと、少々大柄でも筋力に自信がある人なら通れるんではないかと思いましたね。
東大寺大仏殿の参拝料と参拝時間は?
参拝料や参拝時間は次の通りですよ。
≪参拝料≫
- 小学生以上:500円(団体割引あり)
≪参拝時間≫
- 11月~2月・・・8:00~16:30
- 3月・・・・・・8:00~17:00
- 4月~9月・・・7:30~17:30
- 10月・・・・・7:30~17:00
東大寺大仏殿へのアクセス
電車・バスでアクセス
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分
奈良駅から徒歩でアクセス
近鉄奈良駅から、登大路町を東へ徒歩約20分
(※今回のレポートでは30分と書いていますが、鹿と写真を撮ったり寄り道をした時間です。)
車でアクセス・駐車場情報
- 奈良県営大仏前駐車場(有料) 奈良市水門町南院畑82(南大門南側)
- GSパーク東大寺西大門駐車場(有料・無人) 奈良市押上町6-1
まとめ
柱くぐりは無理をしたら大人でも出来るでしょうが、ある程度の覚悟?が必要ですよ。
ひっかかって恥ずかしい思いをするなど・・・。
でも、東大寺の大仏殿は有名な観光地のわり疲れるような混雑もなく、何より心が洗われるようなパワースポットですので一度は訪れることをおススメする場所ですよ。
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