暑中見舞いをビジネスで出す場合のマナーとは?
仕事上での得意先や取引相手に出す場合のあて名の書き方やすぐに使えるテンプレートを提供しているサイトをご紹介します。
ビジネス文例をダウンロードできるサイトも含まれていますので便利に使ってください。
暑中見舞いのビジネスでのマナーは?
最近はビジネス関係の相手に対しても気軽に電子メールで暑中見舞いの挨拶を済ませる場合が増えてきましたが、あくまでも相手との人間関係ができた担当者同士などの場合はメールでの暑中見舞いはOKだと思います。
実際、私も暑中見舞いのあいさつをFacebookのメッセージでかわす仕事関係の人も数人います。
この場合は本当にラフな感じですのでビジネスではなくほとんどプライベートのような感じです。
このような例はさておき、本来のビジネスでの「会社同士としての」暑中見舞いですがハガキでかわすのが本来のあり方です。
まず、送る時期ですが
- 二十四節気の小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)の前日までとする説
- 梅雨明けから~立秋(8月7日頃)の前日までとする説
など諸説あります。
暑中見舞いの目的は暑さ厳しい時期に相手の健康を気遣うという目的がありますので本格的に暑さが厳しくなってくる梅雨明け以降に出すのが適切に感じます。
出す時期には諸説ありますが立秋を過ぎれば暦上は秋になりますので残暑見舞いとして出すのが正しいマナーです。
また、ポストに投函した日が立秋前でも相手に届くのが立秋を過ぎるようなタイミングで投函した場合は残暑見舞いとして出します。
もっともこのような際どいタイミングは避けて余裕をもって投函するほうが望ましいので会社として毎年出している場合は早めに出しましょう。
暑中見舞いのビジネスでの宛名の書き方
会社関係のビジネスでのはがきのあて名書きは当然ながら誤字、脱字の無いように丁寧に書きます。
特に「株式会社」「有限会社」などの法人の種類が社名の前か後かは間違いやすいので十分に注意しましょう。
また、担当者の氏名も間違った字で書くと受け取った人はかなり違和感を感じますのでこれも注意が必要です。
以上は基本中の基本ですが、はがきの宛名は次のように書きます。
【送る相手の情報】
- 相手の郵便番号、住所(ビル名、階数など省略せずに書きます)
- 相手の社名、部署、役職
- 相手の担当者の氏名(敬称は「様」)
※担当者氏名を書かない場合、会社名や部署名だけの場合は敬称は「御中」と書きます。
【自社の情報】
- 郵便番号、住所
- 社名、部署、役職
- 担当者の氏名
【注意すること】
- 宛名面は縦書きで書きます
- 縦書きの場合は番地などの数字は全て漢数字で書きます
- 自分の住所、氏名は相手の住所、氏名よりも小さい字で書きます
暑中見舞いのビジネス用テンプレート
暑中見舞いのビジネス用のテンプレートを提供しているサイトをまとめました。
また、文例をダウンロードできるサイトもご紹介します。
暑中見舞いだけでなく見積書などのビジネス書類やお中元やお歳暮のお礼文例など全般を提供しています。
また、暑中見舞いのビジネス用の文例もダウンロードできるので仕事上で大変便利なサイトです。
ビジネステンプレートはどちらかといえば店舗や飲食店が「顧客に送る用」のイメージです。ただし、落ち着いた和風のテンプレートもあるのでビジネスにも使えます。
和の風合いが素敵なタッチのテンプレートです。「文字入り」「文字なし」「そのまま使えるあいさつ文入り」など選べるようになっています。
夏らしいデザインのテンプレートが豊富です。会員登録不要ですので気軽にダウンロードできます。
まとめ
最近は虚礼廃止の流れで暑中見舞いだけでなく年賀状を出さない企業が増えてきています。
そんな時代だからこそ、取引先の印象に残るき暑中見舞いを出したいところです。
そのためにもマナーに沿った季節のあいさつをしたいですね。
コメント