突然、思い当たる節もないのに瞼がピクピク痙攣したことは誰もが経験のあることだと思います。
この「瞼のピクピク」にもちゃんとした名前があるのは知っていましたか?
この症状の名前は眼瞼(がんけん)ミオキミアと言うちょっと難しい名前がついています。
「眼瞼(がんけん)」とは文字通り瞼のことです。
「ミオキミア」ですが、持続的に筋が波打つような動きのことを言うそうです。
英語では「myokymia(筋波動症)」といいます。
確かに、瞼のピクピクが自分の意志とは関係なく波打ったような感覚はありますよね。
では、この眼瞼ミオキミアは
- 何が原因で瞼のピクピクが起こるのか?
- まぶたピクピクの症状が出た時の対処方法
- 眼瞼ミオキミアと眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の違いは?
以上のことについて調べてみました。
瞼の下や目のまわりの痙攣(ピクピク)の原因は?
眼瞼ミオキミアは目のまわりの輪っか状の筋肉「眼輪筋(がんりんきん)」がピクピクっと痙攣する症状で
主に
- 眼精疲労
- ストレス
- 睡眠不足
などによって起こりやすくなります。
パソコンの画面をジーッと瞬きも忘れて夢中で作業をしているようなときに起こるのは、目のまわりの筋肉がこり固まり、血流が悪くなることによって症状が出ます。
目のまわりがピクピク痙攣しだしたら疲れている証拠ですので目を休ませることが良いそうです。
眼瞼ミオキミアは目の疲れが取れるとおさまるので、さほど心配する必要はないそうです。
まぶたの痙攣!目のピクピクの対処方法は?
眼瞼ミオキミア自体はさほど心配することもないとは言っても、自分の意志とは関係なしに「ピクピクッ」と痙攣していると気になりますよね。
そこで、効果的な対処方法をご案内しますね。
まずは目を休め、蒸しタオルで疲れをとる
何と言っても目の疲れによる血流不良によるところが大きいので、その原因を除いてあげます。
まずは目を休めて、蒸しタオルで目を温める、またはお風呂で体を温めると全身の血行が良くなり、結果的に瞼の痙攣も緩和されるでしょう。
まぶたのマッサージで目のピクピクを治す
眼瞼ミオキミアは眼輪筋の痙攣によるものですので痙攣している方の瞼を両手でマッサージしてあげます。
眼輪筋を上下に伸ばすようにストレッチして血流を良くしてあげるとピクピクがおさまる効果を得られます。
よくわかる動画があるのでご参考に見てくださいね。
眼瞼ミオキミアと似た症状の眼瞼痙攣の違いは?
眼瞼ミオキミアは一時的に痙攣する症状でさほど心配はないそうですが、同じように目のまわりがピクピクする症状に「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」があります。
眼瞼痙攣は眼瞼ミオキミアと似ていますが
- 瞬きの増加
- まぶしく感じる
- ドライアイと似た症状がある
といった普通のまぶたの痙攣とは違った症状が現れることがあるようです。
また、眼瞼ミオキミアは通常、片方の目に痙攣が起こりますが、眼瞼痙攣は両目に症状が現れます。
眼瞼痙攣は重症化すると手を使わないと瞼を開けられなくなることもあり、視力があるのに失明したのと同じ状態に陥ることもあるそうなので早めに診察を受ける方が良いようです。
まとめ
誰でも瞼の痙攣は経験したことがあると思います。
また、いつのまにか治っているのが瞼のピクピクの特徴だと思っていました。
でも、似た症状で全く違う病気の場合もあるので、初期の段階で症状がおさまらない場合は、自己判断で済ませずに速やかに眼科の診察を受けるようにしましょう。
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