殺虫剤メーカーのキンチョーから発売されている「蚊がいなくなるスプレー」はたったワンプッシュで24時間効果が持続するという画期的な殺虫剤です。
たった1回のプッシュで8畳までの部屋をカバーするので、もしかしてかなりの劇薬なのではと心配になってしまいますが実際はどうなのでしょう?
結論から言えば人間や犬猫の哺乳類、インコなどの鳥類に対しての安全性は確認されています。
ただし、それ以外のペット(金魚、カメなど)には有毒なので詳しく紹介いたします。
蚊がいなくなるスプレーは害がある?
「蚊がいなくなるスプレー」に使用されている薬剤の成分ですが
ピレスロイド系薬剤の
- 「メトフルトリン」
- 「トランスフルトリン」
という成分の2種類があります。
有効成分の違いは商品ラインナップによる違いで
- 蚊がいなくなるスプレー「PRO」と「24時間用」が「有効成分 メトフルトリン」
- 蚊がいなくなるスプレー「12時間用」だけが「有効成分 トランスフルトリン」
と、なっています。
ピレスロイド系薬剤は殺虫剤に広く使用されている安全性の高い殺虫剤です。
哺乳類や鳥類の体内に入ったとしても
- 尿
- 糞
- 呼気
以上から体外に排泄されるので吸い込んだとしても害は無いということは確認されています。
かなり専門的ですが開発した会社によってメトフルトリンについて詳しく書かれています。
住友化学株式会社>>>新規ピレスロイド系殺虫剤メトフルトリンの開発
人体には害がないと安心したところで
キンチョーの「蚊がいなくなるスプレー」が蚊に効く仕組みですがワンプッシュした薬剤が壁や天井に付着してそこに触れた蚊を退治するという方法論だそうです。
蚊は飛んでいるよりも壁や天井でじっとしている方が圧倒的に長いそうです。
ですので壁や天井に薬剤を付着させておくのが重要なのです。
薬剤がいつまでも空気中を浮遊しないので吸い込む心配もありません。
安全な成分を使用して、ほとんど人体に触れることもないのでなお安心です。
公式動画がわかりやすいです。
我が家で使っているのは「24時間蚊に効く 255日用」です。
蚊がいなくなるスプレーは赤ちゃんへの影響は?
蚊がいなくなるスプレーは哺乳類、鳥類に対しての安全性が高いことが確認されているので当然人間の赤ちゃんに対する安全性も確認されています。
でも、パッケージに「人体に使用しないこと」と書かれています。
これは肌の敏感な人は薬剤が肌にかかったらピリピリとした刺激を感じることもあるそうです。
特に未発達な赤ちゃんがいる部屋で使用する場合は「安全」といえども注意深く使った方がよさそうです。
赤ちゃんを部屋から出して「1プッシュ」してしばらくしてから赤ちゃんを部屋に入れるような配慮をしたら安心ですね。
蚊がいなくなるスプレーはペットへの影響は?
では、ペットへの影響は・・・。
繰り返しになりますが
- 犬・猫・ハムスター・うさぎなどの哺乳類
- インコ・オウム・ニワトリなどの鳥類
は大丈夫です。
ただし次のペットを飼育している部屋では使ってはダメです。
- 魚類(金魚、熱帯魚、エビなど)
- 爬虫類(トカゲ、カメなど)
- 両生類(カエルなど)
- 昆虫(カブトムシ、クワガタなど)
以上のペットを飼育している部屋では死んでしまうこともあるので使用できません。
でも実は我が家では金魚の水槽があるにも関わらず知らずに使っていましたが、幸い金魚は元気にしています。
使ったのが「有効成分 メトフルトリン」の24時間タイプの商品です。
メトフルトリンは水に溶けにくい性質があるので水槽の金魚が無事だったのかなと思っています。
トランスフルトリンは水に溶けやすいのでこっちを使っていたらどうなっていたことか・・・。
いずれにしても哺乳類、鳥類以外のペットを飼っている部屋では使わないようにしましょう。
まとめ
発売から数年たちますが我が家でも随分お世話になっています。
家にあったのが「255日用」で1000円ぐらいなのでコストパフォーマンスはかなり高いと思います。
1日4円、5部屋でも20円なので助かります。
また、火や電気を使わないので火傷や火事の心配もありません。
しかも人体にも害はないので安心です。
蚊がいなくなるスプレーは
- 人間には害はない
- 直接肌についた場合ピリピリした刺激を感じることもある
- 哺乳類、鳥類のペットにも害はない
- 魚類、爬虫類、両生類、昆虫のペットのいる部屋では使ってはダメ
まとめるとこのようになります。
24時間の持続性があるタイプの場合、1日1回「1プッシュ」するだけで部屋で蚊に刺されることは激減しますので良いですよ。
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