しぶんぎ座流星群は毎年お正月に活動する流星群です。
年末年始はクリスマスに大晦日、お正月など話題には事欠かないので、しぶんぎ座流星群の話題を耳にすることが少なく、名前すら聞いたことがない人が多いのではないでしょうか?
正月早々の流れ星、縁起もいいので2018年のしぶんぎ座流星群の見ごろの日時を調べてみました。
しぶんぎ座流星群とは?
しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近を「放射点」として出現する流星群で、りゅう座流星群と呼ばれることもあります。
8月の「ペルセウス座流星群」12月の「ふたご座流星群」とともに3大流星群と呼ばれています。
お正月に多くの流星群を確認でき、毎年3日頃から活発になる「しぶんぎ座流星群」は3大流星群の中でも極大の時間が短い上に、年によって流星の出現数にムラがあることで知られています。
また、特徴の1つに南半球では放射点が低くほぼ見ることができません。
北半球の方が観測条件としては良い流星群です。
- 極大とは?
流星群の活動が最も活発になること、またはその時期のことです。
- 放射点とは?
流星群を地上から見たとき、ある1点から放射状に流星群が四方八方に飛び出すように見えます。
この1点のことを放射点と呼びます。
しぶんぎ座流星群は放射点付近に「しぶんぎ座(四分儀座)」という星座があったことに由来します。
ちなみにしぶんぎ座は1928年に廃止されています。
しぶんぎ座流星群の観察に適した日と時間は?
しぶんぎ座流星群の2018年は極大を1月4日午前5時頃に迎えます。
これだけ聞けば期待してしまいますが、2018年は1月2日が満月のため4日は満月過ぎの月明かりが邪魔をして、観測条件的には「悪い年」だそうです。
活発な年には1時間に60個ほどの流星が見られるそうですが、2018年は20個ほど見られれば良しとする気持ちで観測しましょう。
2018年の観測の候補日時としては「1月4日0:00~夜明けまで」がおすすめです。
しぶんぎ座流星群は極大の時間が短いことで知られていますので1日ずれるとほとんど見ることができなくなるようです。
しぶんぎ座流星群がよく見える方角と適した場所は?
流星は放射点を中心に四方八方に流れますので特にどの方向でもかまいません。
ただし、2018年は明るい月を避け、月明かりの影響の少ない方向を見るようにしましょう。
また、ビルや木など空を遮るものがなく、街灯もない暗い場所での観測がおすすめです。
冬の真夜中は想像以上に冷え込むので、温かい飲み物や防寒具を準備するなど万全の状態で観測しましょう。
しぶんぎ座流星群観察のまとめ
しぶんぎ座流星群は時期的にもメディアで話題になりにくいですが、お正月早々の流星群とあって楽しみにしているファンも多い流星群です。
2018年は条件的に厳しいですが、4日の明け方に流星群が活発に活動するのは間違いありません。
お正月早々流れ星に願い事をするのもいいかもしれませんね。
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